クロエ(CHLOE)
クロエ(CHLOE)について
クロエ(Chloé)は1952年にギャビー・アギョンが創業したブランドです。
創業者のギャビーは1921年にエジプトのアレクサンドリアの貴族として生まれ、第二次世界大戦中にパリに移住。
クロエが登場する以前のメゾンではオートクチュールが主流でしたが、ギャビーは「ラグジュアリー・プレタポルテ」を提案し高級な生地を使用した既製服を世に広めていきました。
ブランド名はバレエ作品「ダフニスとクロエ(Daphnis et Chloé)」のクロエのダンスの美しさに感銘を受けたことが由来とされています。
1960年代からはデザイナーのカール・ラガーフェルドにより、ブランドはさらに大きく成長を遂げ、1972年にはクロエ最初のブティックもオープン。
1997年にはステラ・マッカートニーをクリエイティブディレクターに就任し、さらにブランドの価値を高めました。
2001年にはセカンドラインのシーバイクロエを立ち上げ、新たにカジュアルなバッグや財布、靴などを展開し、若い女性からの支持を集めました。
ステラが同年にクロエを去った後、フィービー・ファイロがクリエイティブディレクターに就任すると、洋服以外にレザーグッズも展開していきます。
そして、2005年の春に発表された大きなパドロックが特徴のバッグ「パディントン」が大流行し、クロエのアイコンバッグとなりました。
「パディントン」は現在廃番となっていますが、同じく2005年に発表され今でも販売されている定番シリーズが「マーシー」です。
フロントフラップのサドルステッチが特徴的なシリーズで、デザインは上品でシンプル。
日常のさまざまなシーンで使いやすいカラーも多く、2wayバッグやショルダーバッグ、財布などが展開されています。
2021年に登場した「ウッディ」は、リネンキャンバスにクロエのロゴが入ったリボンのハンドルと、その横にあしらわれたレザーが特徴のトートバッグ。
今ではオールレザーのタイプやショルダーストラップ付きのスモールサイズも展開されており、クロエの新たな人気シリーズとなっています。
シンプルかつ上品なデザインで女性らしい魅力を引き立ててくれるクロエは、幅広い世代の女性から愛され続けているブランドです。