IWC
IWCについて
IWCは1868年に創業した時計ブランドです。正式名称は、International Watch Companyで、アメリカ人時計師によって設立されました。
多くの時計ブランドが時計の中心地、スイスのジュネーブに拠点を置くなか、IWCはドイツ国境の近く、シャフハウゼンに拠点を構えています。
シャフハウゼンはドイツ語圏ということもあり、IWCの時計はスイスの華やかな作りよりも、ドイツらしい質実剛健な作りが特徴と言われています。
その姿勢はムーブメント製造にもあらわれており、IWCは多くのスイス公認の「クロノメーター規格」よりもさらに厳しい自社規格を設けています。
また、一般的な時計メーカーでは、生産が終了したモデルは一定期間経つと、修理の受付ができなくなりますが、IWCでは創業以来販売してきたすべての時計において、現在も修理を受け続けています。
この「永久修理」を掲げている点に、IWCのもの作りにおける責任感の強さを感じますね。
一方で、「常に作品を進化させる」というモットーを掲げており、毎年のようにシリーズの刷新をしています。
ユーザーを飽きさせないラインナップを展開していることも、人気を集める理由の一つでしょう。
モデルをブラッシュアップさせていくのと同時に、洗練されたデザイン性も備えており、シンプルでありながら一度見たら忘れられない独特の気品と存在感を持っています。
現在のIWCは、6つのモデルを主軸に展開しており、中でも代表的なのが、ポルトギーゼです。
ポルトギーゼは、1930年に「大型でも構わないから、航海中に使える高精度な腕時計がほしい」というポルトガルの商人の依頼によって誕生しました。
高精度を追求するために大型化したムーブメントを搭載しており、小ぶりな時計が主流だった当時は、あまり人気を集めることはありませんでした。
しかし、大型のケースサイズが好まれるようになり、洗練されたデザインで徐々に市民権を獲得していきます。
そして現在もポルトギーゼの中で圧倒的人気を誇るポルトギーゼ・クロノグラフが、1995年に誕生したことで、その地位は不動のものとなりました。
ポルトギーゼと並ぶ人気モデルがパイロットウォッチ。1930年代から40年頃にかけて、IWCは軍用パイロットのための腕時計を制作したことが始まりと言われています。
操縦桿を握ったままでも確認できる、優れた「視認性」、航空レーダーで壊れない「耐磁性能」、そして壊れにくい「堅牢性」など過酷な状況下でも使える機能を備えています。
基幹モデルのマークシリーズをはじめ、アメリカ海軍の精鋭パイロットのために製造されたことにはじまる、トップガンなど多数の派生モデルも展開。
他にもクラシカルなドレスウォッチで、エントリーモデルとしてもおすすめのポートフィノや、IWCのダイバーズラインのアクアタイマー、耐磁性能に特化したインヂュニアなど、さまざまなモデルがラインナップされています。
豊富な種類を展開するIWCの中から、皆さんのお好みの1本を見つけてみてください。