ヴァンクリーフ＆アーペル(VAN CLEEF&ARPELS)

ヴァンクリーフ＆アーペル(Van Cleef & Arpels)は、世界5大ジュエラーの1つとして数えられると同時に、パリ5大宝飾店の1つとしても知られるブランド。

1895年にダイヤモンド職人のアルフレッド・ヴァンクリーフと宝石商の娘だったエステル・アーペルが結婚したことをきっかけに、1906年にアルフレッドとエステルの兄がフランスのヴァンドーム広場に最初のブティックを開きます。

その後ヴァンクリーフ＆アーペルは、1925年にパリ万国博覧会にてグランプリを受賞。あのグレース・ケリー公妃が愛用していたことでも有名で、モナコ王室御用達のブランドとしても名を馳せています。

ヴァンクリーフ＆アーペルといえば、1933年に開発された「ミステリーセッティング」が特に有名です。これは、ダイヤモンドなどの宝石を留める爪を、表から全く見えないようにセットする技法のこと。石の美しさを引き立て、丸みがかったジュエリーのデザインを可能にした革新的な技術は、後に多くの高級ジュエリーブランドでも取り入れられるようになります。

そんなヴァンクリーフ＆アーペルの掲げるコンセプトは、「愛・美・夢」。花や蝶、ハートやリボンなどの自然や愛を表すモチーフが特徴的で、高級素材で繊細に仕上げられたジュエリーが女性に人気を博しています。

中でも特に代表的なのは、四つ葉のクローバーをモチーフにした「アルハンブラ」。存在感がありつつもシンプルなデザインのため、コーデを問わず使えるのが魅力です。またクローバーは幸運の象徴であることから、お守りジュエリーにも選ばれています。

アルハンブラにも様々なデザインのバリエーションがあり、リング・ネックレス・ブレスレットなど幅広いアイテムで展開されています。マザーオブパールやダイヤモンドなど、厳選された高級素材を使用していることに加え、その1つ1つを職人が手作業で製作していることも、多くのジュエリー好きを魅了する大きな理由です。

夫婦の愛をきっかけに生まれたヴァンクリーフ＆アーペルは、そのブランドストーリーもあって結婚指輪や婚約指輪に選ばれることも多いです。幅広い層のファンを抱え、世界的ジュエラーとしての地位は100年以上経った今でも揺るぎません。

多くの女性にとって永遠の憧れであるヴァンクリーフ＆アーペルを、ぜひ一生もののジュエリーとしてお迎えしてみてはいかがでしょうか。