念願のバーキンを手に入れたけど、思った以上に使うタイミングがないという意見も良く聞きます。
バーキンは1点で数百万円以上する超高級バッグで、「普段使いのバッグとして持ち歩くのが怖い」という理由から、買ってもクローゼットの中に眠らせている人は多いです。
そこで、この記事ではエルメスのバーキンの魅力や普段使いにおすすめのバーキン、バーキンをおしゃれに持つ方法などについて詳しく解説します。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
エルメスのバーキンの魅力とは?ケリーとの違いは?
バーキンの最大の魅力は、希少性が高い点です。
バーキンはエルメスの中のどの商品よりも製造数が圧倒的に少なく、現在一般の方が店頭で手に入れることは難しくなっています。
バーキンのバッグは全て熟練の職人により手作業で作られており、機械では表現できない細部までこだわっています。
需要が高いのに供給が間に合っていないことも、価格が高騰して中古市場でも定価以上の価格で取引されている理由です。
憧れのバッグとして、「いつかバーキンを持ちたい!」と思っている女性は多いです。
また、バーキンは値崩れしない、安定的な資産価値のある貴重なバッグとしても、人気を博しています。
バーキンとケリーの最大の違いは、「蓋」です。
バーキンは蓋を開けた状態で使用しますが、ケリーは蓋を閉じて使用します。
また、バーキンはハンドルが2つなのに対し、ケリーバッグはハンドルが一つです。
一般的には、「美しさを追求するケリー」「収納力や使い勝手が良いバーキン」と区別されることが多く、それぞれの用途や目的によってもデザインに違いがあります。
【サイズから選ぶ】普段使いにおすすめのバーキンのバッグ
バーキンには、「バーキン25」「バーキン30」「バーキン35」「バーキン40」「バーキン45」「バーキン50」「バーキン55」の7つのサイズが展開されています。
では、どのサイズが普段使いに適しているのでしょうか?
ここからは、普段使いにおすすめのバーキンバッグを紹介します。
1.バーキン25
バーキン25は、「25cm×21cm×13cm」のサイズで全てのサイズと比較しても最も小さいバッグです。
小ぶりなサイズ感が特徴で、小型の財布やポーチ、スマホなどの外出時に必要な最低限のものを収納できる程度です。
荷物が多くない人や、ちょっとしたお出かけには最適なサイズ感と言えるでしょう。
近年ではキャッシュレス化も進み、長財布を持ち歩く人よりもミニ財布を持ち歩く人が増えています。
普段から荷物が少ないなら、バーキン25で十分です。
また、バーキン25は小柄な人が持った時にスタイルのバランスが良く見えるのも魅力です。
2.バーキン30
バーキン30は、「30cm×22cm×16cm」のサイズでジャパンサイズとも呼ばれています。
これは、小柄な日本人がバランスよく持てるサイズとして生まれた経緯が関係しています。
バーキン25よりも収納力に長けて、どんなシーンも選ばずに活用できます。
長財布や化粧ポーチをいれても多少のゆとりがあり、タブレットや500mlのペットボトルを入れることもできます。
そのため、ビジネスシーンやプライベートでも、日常生活で活躍の場面が多いバッグとも言えます。
初めてバーキンを購入する人や、定番のサイズを求めている人にはピッタリです。
キレイめなワンピースやドレスに合わせても、大きすぎず、スタイルよく見せてくれます。
3.バーキン35
バーキン35は、「35cm×27cm×18cm」のサイズでA4サイズが入る収納力に落ち着いたカラー、シンプルなデザインで、知的なイメージがつきます。
そのため、女性だけでなく男性からも高い人気を誇ります。
ビジネスシーンで使われることが多く、手に盛ったり、肩に担いでも様になる大きさです。
バーキンはどうしても女性っぽさのイメージが先行してしまいますが、シックなカラーを選べば女性っぽくならず、使い勝手も良いです。
4.バーキン40
バーキン40は、「40cm×30cm×21cm」のサイズで、女性には少し大きめのサイズ感です。
ビッグシルエットを楽しみたい人にはおすすめです。
また、A4サイズでも余裕で収納できる大容量な点が魅力で日常使いはもちろん、ちょっとした旅行バッグとしても活用できます。
男性の場合、普段使いやビジネス用のバッグとしても重宝するでしょう。
バーキン40であれば、荷物が多くなりがちなビジネスシーンはもちろん、出張にも最適です。
ブラックやブルーなどの男性に人気のカラーもたくさんあります。
5.バーキン45
バーキン45のサイズは、「45cm×31cm×18cm」で、高さも横幅もあり、かなり大きめに感じるサイズ感です。
底鋲も4つではなく6つあり、重量のある大きくてカッコイイバッグです。
ロングショルダータイプのものもあるので、荷物をたくさん入れたい時には持ち運びにも便利です。
日常使いやビジネスシーン、小旅行や出張にも向いています。
耐久性と耐水性に優れたトゴやヴォー・エプソンのような丈夫な素材なら、アクティブに使用できるでしょう。
6.バーキン50
バーキン50のサイズは「50cm×34cm×26cm」で、旅行にも最適なバーキンです。
バーキン45よりも高さも横幅もあり、ボストンバッグのような大きさです。
小柄な女性が持つと、大きくて重たく感じます。
他のバーキンと比べてもどっしりとしているので、基本的には男性向けです。
日常使いはもちろん、ゴルフ用、旅行用としても使えます。
7.バーキン55
バーキン55のサイズは「55cm×39cm×28cm」で、一番大きいバーキンで圧倒的な存在感があります。
持つだけでも相当な重量があり、日常使いというよりは旅行や出張向けバッグとも言えます。
女性はあまり日常的に使うことは少ないと思うので、あまりおすすめはしません。
また、そもそも需要が低いということもあり、日本でもあまり見かけることは少ないです。
【素材から選ぶ】普段使いにおすすめのバーキンのバッグ
現在、バーキンで主に使用されている素材は、「トゴ」「エプソン」「トリヨンクレマンス」「スイフト」の4つです。
近年の傾向としては、トゴ素材が非常に人気です。
生産数も多く、バーキンの定番素材として定着しつつあります。
ファーストバーキンにもおすすめの定番アイテムで、優れた耐久性と実用性が特徴で、普段使いにも最適と言えるでしょう。
トリヨンクレマンスもトゴに匹敵するくらいの人気で、エプソンは硬めの素材で型崩れがしにくいです。
スイフトは発色が良く、鮮やかなバーキンで用いられることが多いです。
また、クロコやオーストなどのレザー素材は高級で希少性が高いです。
定価が非常に高額で、通常のレザーと比較するとリセールバリューが下がる傾向にあります。
【カラーから選ぶ】普段使いにおすすめのバーキンのバッグ
バーキンは色合いの絶妙な違いにより、200種類以上あると言われています。
その中でも大きく分けると、「定番色」「新色」「復活色」があります。
定番色は、「ブラック」「トゥルティエールグレー」「エトゥープ」「ゴールド」などです。
世代や活用シーンを問わず好まれるカラーということもあり、ファーストバーキンにもおすすめです。
特に、ブラックやエトゥープは男女問わず人気が高いカラーになります。
新色は、その年のコレクションで追加される新しいカラーです。
2023年の春夏の新色では、「グリネヴェ」「ヴェールフィズ」「パールグレー」などが登場しました。
グレー系の淡い色味は、幅広いシーンで活躍すること間違いなしです。
復活色は、過去に登場したカラーが復刻したカラーです。
2023年には、「オレンジミニアン」や「ヴェールコミック」などが復活色として登場しました。
人気の色は定番色が多く、中古市場でも高値で取引されています。
エルメスのバーキンをオシャレに持つポイントは?
「バーキンを買ったけどどう持つのがオシャレなの?」と困っている人もいるでしょう。
持ち方一つでバーキンが安っぽく見えてしまうことがあります。
そこで、ここからはエルメスのバーキンをオシャレに持つポイントを紹介します。
カラーや服装のバランスを考える
バーキンのバッグや、カラーや服装のバランスを考えるとオシャレに見えます。
例えば、ゴールドはブラックと比べて女性らしさを感じさせる柔らかい雰囲気が特徴です。
カジュアルな服装にも合わせやすいので、コーデが組みやすいでしょう。
バーキンは持っているだけでコーデのアクセントになってくれます。
オシャレ上級者は、ファッションにさりげなくアクセントを持ってくることが多いです。
バーキンのような高品質でデザイン性の高いバッグは、シンプルなファッションによく合います。
バーキンが主役になるようなコーデを組むと、スタイルに自信がなくてもオシャレに見えます。
小物やアクセサリーでアレンジして使う
シンプルなバーキンのバッグに、小物やアクセサリーでアレンジして使うのもオシャレ上級者のコツです。
例えば、持ち手のハンドル部分にツイリースカーフをリボン風に巻いたり、バッグのチャームを付けると他とは被りにくい自分好みのバッグを作れます。
ロデオ等のアクセサリーも非常に扱いやすく、人気が高いです。
多種多様な個性あふれるアレンジを楽しめるのも、バーキンの魅力です。
バーキン以外に普段使いしやすいエルメスのバッグはどれ?
ここからは、バーキン以外に普段使いしやすいエルメスのバッグを3つ紹介します。
1.ケリー
エルメスを代表とするケリーは、高度な技術によって生み出された人気のバッグです。
気品と風格のある美しいシルエットが魅力で、使われる素材によって表情がガラリと変わります。
台形のシルエットが特徴のケリーは、フラップを被せたところに上からクロアを開閉すると、自立します。
内縫い、外縫いの2種類があり、美しさをとことん追求してるのが特徴です。
内縫いは生地内が中に織り込まれて作られており、やわらかな雰囲気に。
外縫いは直線のフォルムがしっかり洗われているため、がっちりとした印象です。
ビジネスやフォーマルな場面にもよく合い、カラーや素材のバリエーションが豊富なのも魅力です。
2.ピコタン
ピコタンは、収納力の高さはもちろん、シンプルな美しさと機能性を兼ね揃えたバッグです。
エルメスのバッグの中でも、普段使いに適しているのがピコタンです。
ピコタンにはピコタンロックという種類もあり、南京錠と鍵が付いています。
バッグに鍵が取り付けられる構造となっており、高級感がプラスされています。
厳選された美しい最高品質のレザーを使用しており、品質が高いです。
また、豊富なサイズとカラーバリエーションで、おしゃれを楽しめるのも魅力です。
フォルムはコロンとした可愛らしいデザインで身体に馴染むデザインなので、多くの女性から人気があります。
3.ボリード
ボリードは、バーキンとケリーと同じく長い歴史を持っています。
エルメスが世界で初めて作り出したファスナーバッグで、丸みを帯びた半円型のフォルムは、エルメスらしい優美な雰囲気を味わえます。
また、収納力の高さからも、普段使いや旅行バッグとしても人気が高いです。
ファスナーを使用したスムーズな開閉が可能なので、使い勝手が良いです。
ボリードの定番素材はトリヨンクレマンスで、傷に強く、使えば使うほど味わい深くなるのが特徴になります。
また、ショルダーストラップは着脱可能なので、2WAYバッグをしても使用でき、どんなコーディネートにも合わせやすいです。
サイズ展開も豊富で、最もコンパクトな15cmから、メンズバッグや旅行バッグとしても需要が高い47cmまであります。
バーキンのバッグは普段使いできるのかについてまとめ
まとめ
- 普段使いにおすすめのバーキンのバッグは「バーキン25」「バーキン30」「バーキン35」
- バーキン45は大きめのサイズで男性に特におすすめ
- トゴは優れた耐久性と実用性が特徴で、普段使いにも最適
- ブラックやエトゥープ、グレー系の淡い色味は、幅広いシーンで活躍すること間違いなし
この記事ではエルメスのバーキンの魅力や普段使いにおすすめのバーキン、バーキンをおしゃれに持つ方法などについて詳しく解説してきました。
エルメスのバーキンは全て熟練の職人により手作業で作られており、機械では表現できない細部までこだわっています。
多くの女性の憧れであるバーキンを眠らせておくのはもったいないです!
日常的に普段使いできるアイテムを選びましょう。
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