エルメスのバッグの中でも絶大な人気を誇るバーキンですが、その人気ゆえに偽物や模倣品が市場に出回っているのも事実です。
正規店であっても入手が困難なため、中古品や輸入品、個人取引での購入を検討したことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、「本物に見えるけど、偽物かもしれない」といった不安が、どうしても頭に思い浮かびますよね。
そこで本記事では、バーキンが偽物かどうかを見分けるポイントについて解説しました。
偽物に騙されないように、ぜひ購入前の参考にしてみてくださいね。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
バーキンの偽物は市場に多く出回っている
バーキンの偽物が出回っているのには、主に二つの理由が挙げられます。
「生産数が少なく、入手が困難である」、「中古市場では高価格で取引されている」ためです。
エルメスのバッグは職人の手作りで作られているため生産数が少なく、人気のバーキンであっても例外ではありません。
買い求める人の需要に対して、供給が追い付いていないのが現状です。
また、バーキンは中古市場では高い値段で取引されています。
定価以上の値がつくこともあり、在庫はあっても価格的に入手が困難です。
偽物のバーキンは本物よりも安く販売されます。
本物のように売り出されていたら、少しでも安い方を選んでしまう方がいてもおかしくはないでしょう。
偽物とわかっていて購入してしまう方も、中にはいるかもしれません。
それだけバーキンは人気があります。
入手困難な点や価格帯から、偽物のバーキンであっても需要が生まれてしまい、市場に出回っているのです。
バーキンの偽物の見分け方はある?ポイントを10個解説!
偽物かどうかを見分けるには、いくつかのポイントがあります。
バーキンを買う際の参考にしてみてくださいね。
ポイント1:ロゴ(刻印)
バーキンはフラップを開けた中央に「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」と刻印されています。
本物は、文字がプレスされた凹凸の上にインクで色付けされています。
プレスがないものや、文字がにじんでいたり、はみ出していたりするものは、偽物の可能性があるでしょう。
しかし、本物もインクの色がはみ出している場合などがあるので、一概に偽物と判断はできません。
ポイント2:ベルトの金具
エルメスの金具は、革に傷がつかないよう丁寧に面取りが施されていて、角がなく丸みを帯びているのが特徴です。
ベルト部分の金具も必ず面取りされているので、角ばった印象はありません。
金具のメッキにムラがないかも判断のポイントになります。
光を反射した時に、ギラつき感があると偽物の可能性が高いでしょう。
ポイント3:ポケットのファスナー
ファスナーの引き手「ファスナープル」が、ファスナーに沿うように横向きにおさまるのが本物です。
ファスナーの金具の色も見分けるポイントで、本物はマットな仕上がりですが、偽物はギラッと光る塗料が使われています。
実際購入前に商品に触れるときは、ファスナーの動きも確認してみましょう。
エルメスのファスナーは、スイスのファスナーメーカー「Ririジップ」を採用しています。
ファスナーの引っかかるような重さのある感触が特徴的です。
もし軽いスムーズな動きであれば、偽物かもしれないと判断できます。
ポイント4:底鋲
本物の底鋲は、台形の形をしています。
太さの変わらない円柱の底鋲は、偽物と思って間違いないでしょう。
また、本物はベルトの金具と同じく面取りされ、少し丸みを帯びています。
ポイント5:ペレの研磨
ペレは、バッグの正面についているドーナツ型の金具です。
実際に見た方がわかりやすいですが、金具の研磨処理による反射の仕方に違いが出ます。
研磨が粗いと波打ったような映りになるでしょう。
ポイント6:クロア
クロアは、バッグのフラップの留め具です。
クロアの金具には表と裏の四隅に丸い出っ張りがあり、表側は少し黒ずみ、裏側はきちんと革に埋まるように打ち込まれています。
また、クロアには「HERMÈS-PARIS」と刻印されていていますが、統一感のあるキレイな刻印の場合は、レーザーで彫られた偽物の可能性があるでしょう。
“E”の上に斜め線(アクサン)がないなど、スペルミスがみられる場合もあります。
ポイント7:クロシェット
クロシェットはキーケースアクセサリーです。
縫製部分の両端が返し縫いされているか、内側にフチに溝があるかを確認しましょう。
ポイント8:ハンドル
ハンドルは付け根部分の硬さと、前後でハンドルの長さが異なっているかを確認します。
本物は付け根がしっかりとした硬い作りです。
やわらかいものは偽物の可能性があるので、気を付けましょう。
バーキンはダブルハンドルですが、持ちやすいように前後で長さが異なり、前側がやや短く作られています。
長さが同じだったり、後ろ側が短かったりするものは、本物ではありません。
ポイント9:保存袋の色味
保存袋は年代によって色味が異なり、最新のものはグレーがかったベージュです。
ホワイトとベージュの糸で作られていますが、色味で見分けるのは難しいでしょう。
濃淡に差があるなどの違和感は、複数を見比べたときに感じられるものなので注意が必要です。
ポイント10:保存袋の素材
最新の保存袋はコットン100%で作られています。
ポリエステルなどの化学繊維は使われていません。
バーキンの偽物(スーパーコピー)には要注意!
以前までは本物と偽物のバーキンは明らかな違いがあり、判別は容易にできました。
しかし、偽物のクオリティは年々アップしてきています。
本物を忠実に再現した「スーパーコピー」です。
スーパーとつくように、今まで偽物を見分けるポイントにしていた箇所も本物とそっくりで、実に精巧に作られています。
知見を持っている人でないと見分けるのはなかなか難しく、素人が偽物かどうかを判断するには限界があるかもしれません。
「買おうと思っているバーキンが偽物かもしれない」と不安のある方は、次のおすすめの購入方法を参考にしてみてください。
バーキンの偽物の見分け方が分からない人におすすめの購入方法は?
精巧なバーキンの偽物が市場に出回ってる中、自分では本物か見分けられないこともあるでしょう。
不安な方は、信頼できる販売ルートでの購入をおすすめします。
エルメスの直営店で購入
エルメス直営店で販売されているバーキンであれば、偽物と疑う余地はないでしょう。
店舗在庫が少なく、入手が困難というデメリットはありますが、バーキンが100%本物である安心感は直営店でしか得られません。
偽物であるか気になったり、少しでも不安があったりする場合は、直営店での購入をおすすめします。
信頼できる中古品専門店で購入
信頼できる評価の高い中古専門店を利用するのも、ひとつの手段です。
販売実績や、実際に購入した方のレビューなどを参考にして、店舗を選びましょう。
ギャラリーレアでは、ブランド知識や経験豊富な買取スタッフが買い取った商品を販売しています。
商品について、ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。
バーキンの偽物の見分け方についてまとめ
まとめ
- バーキンは「生産数が少なく入手が困難」「中古市場でも高い値段で取引されている」からこそ、偽物が出回っている
- 本物と偽物を見分けるポイントは、ロゴ・金具・ファスナー・底鋲・ペレ・クロア・クロシェット・ハンドル・保存袋の色と素材を確認しよう
- バーキンには本物と見分けがつきにくい精巧な作りの偽物「スーパーコピー」がある
- エルメス直営店・信頼できる中古品専門店で買うのがおすすめ
バーキンの偽物が出回る原因や、見分けるポイントについて解説しました。
偽物は、必ずどこかに粗があります。
バーキンは価格も決して安いものではないからこそ、ご紹介した見分けるポイントを参考にして本物を購入しましょう。
ギャラリーレアでは、ブランド知識や経験のある買取スタッフが商品を買い取り、販売しているため、安心してお買い求めいただけます。
バーキンをお探しの方は、ぜひ当店をご覧ください。
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