エルメスのボリードは有名なバーキンよりも前に誕生した、由緒あるバッグです。シンプルなデザインで丈夫な作りとなっているため、多くの人々から愛され続けています。
しかし、「ボリードは入手するのが難しい」という噂も聞かれますが、真相は一体どうなのでしょうか。
本記事ではエルメスのボリードが入手困難なのは本当なのかを徹底解説。ボリードの特徴やサイズ展開、定価や素材などについても解説していきます。
ボリードの購入を検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
ボリードとは？歴史や特徴を解説！
ボリードが誕生したのは1923年のことで、現在からおおよそ100年以上も前になります。世界初のファスナー付きバッグ「ブガッティ」の前進としてボリードは誕生しました。
ボリードの誕生秘話は？
当時のエルメスの社長がカナダを訪問中、馬車に掛けられるおおいを繋ぎ合わせるのに使われていたファスナーに出会い、荷物が外に飛び出さないようバッグの開口部にファスナーを取り付けたのがきっかけといわれています。
ヨーロッパではまだファスナー自体が存在していなかった時代です。当時のバッグは口が開いたままの状態か、ベルトや紐で閉めるのが主流でした。
真新しい発想がデザインに生かされたボリードは、防犯性にも優れていることから、旅行用バッグとして大きな話題を呼びました。
ボリードのフロント部分にあしらわれた楕円形のマカロンは、旅行バッグに取り付けるネームタグをデザインに取りこんだディテールといわれています。
発売当初は旅行バッグとしてボリードを使用する方が大半でしたが、現在では普段使いやビジネス用として活用する方も珍しくありません。
ボリードの特徴は？
ボリードは長い歴史の中で多彩なサイズが展開されており、現在でもミニサイズから大容量タイプまでさまざまなバリエーションがあります。
また、ボリードはファスナー付きという優れた機能性だけでなく、美しいデザインも魅力です。洗練されたフォルムや上品なカラーはエルメスならでは。ファスナー金具が浮くことはなく、エレガントに調和しています。
シンプルなデザインでどのようなコーディネートでも合わせやすいのも特徴で、幅広い世代の女性に愛用されています。
ボリードが入手困難と言われるのはなぜ？
エルメスのボリードが入手困難とされる理由は、2022年に生産が終了したからです。
エルメスの店舗や公式オンラインショップでは購入することはできません。そのため、ボリードを手に入れるには中古市場を利用する手段しかないため、新品を入手するのは難しいといえるでしょう。
生産終了となった現在でもボリードの人気は続いており、中古品でも入手困難なバッグであることが分かります。
入手困難なボリードの人気サイズを厳選して３つ紹介
ボリードはサイズ展開が豊富なのが特徴で、用途や好みに合った大きさを選べます。ここからは、ボリードの人気サイズを厳選して3つご紹介します。
人気サイズ１．ボリード 27
横幅27cm、高さ20cmのボリード27。長財布やポーチ、手帳なども収まるため、デートやショッピングなど幅広いシーンで活躍します。ある程度の容量があるため、サブバッグの併用も必要ないでしょう。
ボリードは上品でシンプルなデザインのため、それなりに大きさがあってもエレガントな印象をキープできるのがうれしいポイントです。
非常に使い勝手の良いサイズであることから人気が高く、流通量は少ない傾向にあります。
人気サイズ２．ボリード 31
ボリード31は横幅31cm、高さ25cmとなっています。B5サイズのノートやタブレットなどを入れても、バッグの中に余裕がある大きさです。
収納力が高いため、デイリー用としてはもちろん、資料系の荷物が多くなるビジネスシーンにも適したサイズといえます。
他のサイズと同様、ショルダーストラップが付属しているため、肩掛けにしてアクティブなシーンでも活躍してくれます。
人気サイズ３．ボリード 35
ボリード35は横幅35cm、高さ27cmの大きさです。35cmと聞くと、どっしりとしたイメージがありますが、ボディ上部は薄く、すっきりしたデザインとなっており見た目はコンパクトな印象です。
A4サイズの書類も折らずに収納でき、タブレットやミニサイズのパソコンなども収納できるため、ビジネスバッグとして好適です。また、1泊程度の旅行や出張の際にも重宝するでしょう。
35ほどのサイズになると、人によっては重みを感じやすい点には注意が必要です。身体への負担を軽減したいのであれば、キャンバスといった比較的軽い素材をチョイスするのもよいでしょう。
入手困難なボリードに使われている代表的な素材
ボリードには主に4種類の素材が使用されています。ここからは、それぞれに風合いや機能性を紹介しますので、自分好みの素材を見つけてみてください。
トリヨンクレマンス
ボリードの定番素材であるトリヨンクレマンスは、雄牛の革を使用した柔らかい手触りが特徴の素材です。繊細で柔らかい質感が持ち味で、優雅な雰囲気を演出してくれます。
摩擦や傷に強いため、日常使いにも適しています。また、使用するほどレザーの風合いに味わいが出るため、長く愛用したい方にもぴったりです。
エプソン
エプソンとは、細かい型押しとプレス加工を施した雌仔牛のレザー素材です。適度な柔らかさを保ちつつ、形崩れしにくいため、ボリード特有の丸みのあるフォルムを長く維持できます。
耐水性にも優れているため、外出時に多少雨が降っていても慌てる必要はありません。また、ほかの素材と比べて軽量なので、気軽に持ち歩きやすいのもうれしいポイントです。
トワルアッシュ
トワルアッシュは、異なる2つの糸を平織りにしたコットンキャンパス素材です。軽くて摩擦に強いのが特徴で、デイリー用バッグとして活躍します。
トワルアッシュ素材のボリードは、ハンドル部分にはレザーといった別の素材を使用したモデルが多いです。そのため、2つの素材のコントラストを楽しめるのも大きな魅力といえるでしょう。
スイフト
エルメス ボリード1923 25 無秩序 トリコロール ナチュラルサブレ
スイフトは、きめ細かな革目をもった雄仔牛の素材です。スイフトは他の素材と比べて多少デリケートで、傷や摩擦に弱いのがデメリットといえます。
しかし、発色が美しく、滑らかな手触りで品格のある見た目となっており、華やかな印象を演出したいシーンにぴったりです。
入手困難なボリードを購入するのにおすすめの方法はある？
ボリードは2022年に生産終了しているため、エルメスの店舗や公式サイトではほぼ取り扱いがありません。正規の販売店では在庫がないボリードでも、中古市場では巡り合える可能性もあります。
数多くのエルメス製品を査定してきた中古販売店であれば、偽物を購入してしまうリスクを減らして安全にショッピングを楽しめます。
エルメスのボリードを安心して中古で購入するなら、40年以上の歴史を誇るブランドリユース店「ギャラリーレア」がおすすめです。
ギャラリーレアでは、商品を販売するまでに7回以上もの査定を行って真贋を見分けています。常に需要と供給を見極めて値付けを行っており、適正な価格で高級ブランド品を提供しています。
中古でも安心してボリードを手に入れたいと思っている方は、ぜひギャラリーレア公式サイトをチェックしてみてください。
ボリードが入手困難なのは本当かについてまとめ
まとめ
- ボリードは2022年に生産終了しているため、エルメスの店舗や公式サイトではほぼ取り扱いがなく入手困難
- ボリードはファスナー付きの機能性と洗練された丸いフォルムが魅力
- ボリードはサイズ展開と素材のバリエーションが豊富
- 中古でも安心してボリードを手に入れたいならギャラリーレアがおすすめ
エルメスのボリードは、バーキンやケリーと肩を並べるほど、人気の高いバッグの一つです。
また、初めてファスナーが付けられたという画期的な機能性もあります。丸みのあるフォルムは愛らしく、シンプルなデザインでコーディネートに取り入れやすいのも魅力です。
ボリードは2022年に生産終了しているため、エルメスの店舗や公式サイトではほぼ取り扱いがなく入手困難となっています。
中古でも安心してボリードを手に入れたいなら、老舗ブランドリユース店ギャラリーレアをチェックしてみてください。
ギャラリーレアではエルメス以外にも数多くのブランドを取り扱っていますので、きっとお気に入りのアイテムが見つかりますよ。
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