1910年に創業した、フランスを代表するラグジュアリーブランド「シャネル」。
シャネルの創業者は「自立した女性たちのファッション」をテーマに、枠にとらわれない自由なアイテムを次々と世に送り出したココ・シャネル(ガブリエル・ボヌール・シャネル)です。
ココ・シャネルは現在では当たり前になっている女性のパンツスタイルや、ジャージー素材のウェア、バイカラーパンプス、ブラックのドレスなどを考案。
常識にとらわれないココ・シャネルの生き方は女性たちを勇気づけ、現代でもたくさんの人たちへ影響を与えています。
またシャネルといえば、アルファベットのCが重なり合った「ココマーク」や、ブラックとホワイトを組み合わせたロゴが有名です。
今回は、シャネルのロゴの特徴や由来について徹底解説。
シャネルのロゴに隠された想いを知れば、ブランドをもっと好きになれることでしょう。
シャネルの購入を検討されている方やシャネルに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
シャネルロゴの特徴とは？
シャネルのロゴは、太めのフォントで「CHANEL」と書かれたシンプルなデザインです。
読みやすいすっきりとしたフォントで、ひと目見ただけでシャネルだと分かるのが特徴。
一見するとシンプルなゴシック体のように見えますが、Aの先端が平たかったり、やや横幅が広くどっしりとしたフォルムをしており、モダンで落ち着いた印象を与えます。
またシャネルといえば、アルファベットのCを互い違いに重ねた、通称「ココマーク」と呼ばれるロゴマークも有名です。
2つ並んだCは、ブランド創設者であるガブリエル・ボヌール・シャネルの愛称「ココ」からとられています。
ココマークは1921年に登場して以来、わずかなフォルムの変更はあるものの、100年以上にわたり同じデザインが使用されています。
バッグ・財布・アクセサリーなどさまざまなアイテムにココマークがあしらわれており、シャネルを語るうえで欠かせないマークです。
シャネルロゴに込められた想いとは？
シャネルのロゴは、基本的にブラックとホワイトのどちらかのカラーが使われています。
特にブラックはココ・シャネルが愛したカラーで、日常生活でも好んで身に着けていました。
シャネルといえばブラックというイメージを決定づけたのが、1926年に発売された「リトル・ブラック・ドレス」です。
ブラックは喪服というイメージが強かった当時、ブラックの生地で作られた膝丈のドレスは大きな衝撃を与えました。
やがてシックで上品な印象を与えつつ、汚れも目立たず気兼ねなく使えるブラックのドレスは、女性たちの定番品となります。
シャネルのロゴがあくまでもシンプルなのは、「シンプルなカラーこそが女性本来の美しさを際立たせる」というココ・シャネルの想いを受け継いでいるからでしょう。
シャネルのロゴの由来は？ココマークはどうやって誕生した？
シャネルを象徴するココマークの由来は明らかになっておらず、複数の説が存在します。
ここでは、最も有力とされる2つの説をご紹介しましょう。
１：偶然紙が反転したから
1つめは風のいたずらによって偶然誕生した、という説です。
ある日、ココ・シャネルがデザインを考えるためにCの文字が書かれた紙を2枚用意していたところ、風で1枚が裏返ります。
そうして互い違いになったCは、シンプルでありながら印象的なデザインに。
ひと目でそのデザインを気に入ったココ・シャネルは、ブランドのロゴマークとして使用することを決めた、という説です。
２：城のマークを参考にした
2つめは、城で使われていた伝統的なマークを参考にしたという説です。
1920年ごろ、ココ・シャネルは南フランスにある「シャトー・ド・クレマ」という古城を訪問。
シャトー・ド・クレマの壁面にはCをつなげたマークが掲げられており、ココ・シャネルはそのマークをとても気に入ります。
そこで城主に許可をもらい、ブランドのマークとして使いはじめた、という説です。
どの説が正しいかは明らかになっていませんが、ココマークが100年以上に渡って愛されるほど、人々の心に響くデザインであることは間違いありません。
シャネルのロゴのマークはなぜカメリアなの？
ココマークと並んで人気なのが、「カメリア(椿)」です。
カメリアはココ・シャネルが最愛の人から贈られた花で、シャネルでは永遠の愛の象徴と位置づけられています。
ココ・シャネルはカメリアをシンプルでありながら優雅なデザインに昇華し、誕生したのが「カメリアマーク」です。
カメリアマークはジュエリーをはじめ、財布やバッグなどさまざまなアイテムに取り入られ、幅広い世代から人気を博します。
現在はまるで手描きのようにユニークな形状のカメリアもあり、豊富なデザインから好みのものを選べるのも魅力です。
シャネルロゴの想いを引き継いだ歴代のデザイナー達
シャネルのロゴには、創業者であるココ・シャネルのブランドへの想いが込められています。
そんなココ・シャネルの想いを引き続ぎ、シャネルを盛り上げた歴代のデザイナー達をご紹介しましょう。
ピーター・フィリップス
ココ・シャネルが亡くなったのち、シャネルのメイクアップ部門に新しい風を吹き込んだのが、ピーター・フィリップスです。
2008年にメイクアップクリエイティブディレクターに就任すると、2009年にネイルカラー「505 パティキュリエール」を発表。
ミルクティーのようなあたたかみのあるカラーは口コミで評判となり、高額で転売されるほど大人気に。
その後も遊び心あふれるコスメを次々と発売し、女性たちを虜にしていきました。
ピーター・フィリップスは停滞していたシャネルのコスメを盛り上げるため力を尽くしましたが、現在はディオールのメイクアップ部門のクリエイティブディレクターを務めています。
ルチア ピカ
2015年にシャネルのメイクアップ部門のグローバルクリエイティブ＆カラーデザイナーに任命されたのが、ルチア ピカです。
ルチア ピカは20年にわたりフリーのメイクアップアーティストして活動しており、世界中のトップモデルやセレブのヘアメイクを担当していました。
ルチア ピカのアイテムの中で最も大きな話題を呼んだのが、2016年のオータムコレクションで発表した「ルージュココグロス」です。
ルージュココグロスはシャネル・ココに敬意を表して生み出されたコレクションで、クリアに色づくのにふっくらとした存在感のある唇を演出します。
27種類のカラーバリエーションがあり、「女性一人ひとりの美しさを際立たせてくれる」と話題を呼びました。
カール・ラガーフェルド
絶対的な帝王として、ファッション業界をけん引してきたカール・ラガーフェルド。
カール・ラガーフェルドがシャネルのアーティスティックディレクターに就任したのは1983年のことです。
就任当時のシャネルは低迷期にあり、「シャネルは終わったブランドだ」という声もありました。
しかしカール・ラガーフェルドは、ココ・シャネルが生み出したリトル・ブラック・ドレス、バイカラーのシューズなどに再解釈を加え、美しく蘇らせていきます。
また写真や映画にも深い造詣があり、商品の魅力を十二分に伝える術を理解していました。
こうしてカール・ラガーフェルドは低迷していたシャネルを見事に立て直し、誰もが憧れる一流ブランドとしての礎を築いたのです。
ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ
14年間にわたりシャネルのジュエリー部門でデザイナーを務めたのち、1998年にトップデザイナーに任命されたのが、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌです。
彼女はフランスの名門一家に生まれ、幼いころから希少価値の高いジュエリーにふれる機会がありました。
トップデザイナーに就任された当時、ダイヤモンドやルビーなどが主流だったなかで、あえてオパールを使用したジュエリーを発表。
世間にあふれるどんなジュエリーともかぶらない、独創的で美しいジュエリーは世の女性たちを虜にしていきます。
ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌの類まれなるセンスにより、シャネルを語るうえでジュエリーは欠かせない存在となりました。
シャネルのロゴの由来についてまとめ
まとめ
- CHANEL（シャネル）のロゴは、シンプルでありながらモダンな印象を与えるのが特徴
- CHANEL（シャネル）だとひと目で分かるココマークの由来は、現在も分かっていない
- CHANEL（シャネル)は、創業者ココ・シャネルの想いを引き継ぐデザイナーにより、今日の地位を確立した
今回は、CHANEL（シャネル）のロゴの由来や、込められた想いについて解説しました。
CHANEL（シャネル）のロゴには、創業者のココ・シャネルが追求してきた「ファッションで女性本来の美しさを叶える」という想いが秘められています。
そんなココ・シャネルの想いをさまざまな分野のプロフェッショナルが受け継いだからこそ、今日のCHANEL（シャネル）が存在しているのでしょう。
またCHANEL（シャネル）は、身に付けるだけでワンランク上の装いを楽しめるアイテムが豊富に展開されています。
ギャラリーレアではCHANEL（シャネル）のアイテムを豊富に取りそろえていますので、ぜひギャラリーレア 公式通販サイトをチェックしてみてくださいね。
■関連商品はこちら
CHANEL（シャネル） 一覧
ギャラリーレア店舗＆オンラインストアご案内
 |
 |
オンラインストア
ギャラリーレア 公式通販（オンラインストア）
関西エリア
ギャラリーレア 心斎橋本店
ギャラリーレア 東心斎橋店
ギャラリーレア 梅田店（買取専門店）
ギャラリーレア なんば店（買取専門店）
ギャラリーレア 神戸元町店
中部エリア
ギャラリーレア 名古屋大須店（買取専門店）
関東エリア
ギャラリーレア 銀座本店
ギャラリーレア 青山表参道店
ギャラリーレア 小田急新宿店（買取専門店）
