プルミエールは、シャネルが販売している腕時計のシリーズです。
シャネルが初めて発売した腕時計のシリーズで根強い人気がありますが、近年は値上がりが続いています。
シャネルの価格改定の情報を見て、「いつまで値上がりが続くのか」「プルミエールの現在の価格はいくらなんだろう」と気になっている方もいるでしょう。
そこで今回は、シャネルのプルミエールが値上がりしている理由や、今後の価格推移を解説します。
値上がりしたモデルについても紹介しているので、プルミエールの価格が気になる方はぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
シャネルのプルミエールが値上がりしている理由
シャネルのプルミエールが値上がりしている理由としてまず考えられるのが、レトログッズやヴィンテージ品の人気上昇です。
近年はSNSを中心に1990年代〜2000年代のファッションや小物への注目が高まっており、1980年代後半に販売を開始したプルミエールにも人気が集まっています。
また、材料費の高騰も値上がりの理由として挙げられます。世界経済の状況の変化や紛争の発生などにより、プルミエールを作るための原材料の価格が上昇しているのです。
職人を雇うための人件費も高騰しており、プルミエールが値上がりしていると考えられます。
加えて、近年は円安の傾向が強まっているのも値上がりの原因のひとつです。シャネルはフランスのブランドで、プルミエールを日本で販売するには輸入する必要があります。
円安だと海外で生産された品物の輸入コストが増加するため、日本円でプルミエールを購入しようとすると価格が高くなるのです。
注目度の上昇や経済状況の変化などにより、シャネルのプルミエールは値上がりしていると考えられます。
シャネルのプルミエールで値上がりしたモデルを徹底解説
モデル名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ率 |
---|---|---|---|
プルミエール アイコニックチェーン H7022 | 836,000円 | 907,500円 | 約+8.6% |
プルミエール オリジナル エディション H6951 | 968,000円 | 1,045,000円 | 約+8.0% |
プルミエール リボン H6125 | 814,000円 | 907,500円 | 約+11.5% |
プルミエール リボン H6126 | 1,683,000円 | 1,881,000円 | 約+11.8% |
プルミエール リボン H7942 | 962,500円 | 1,023,000円 | 約+6.3% |
シャネルは不定期で価格改定を行っており、プルミエールに関しては2024年7月にも価格改定が行われました。
高額なものだと20万円近く値上がりしたモデルや、10%以上値上がりしたモデルもあります。
プルミエール アイコニックチェーンはシルバーチェーン×レザーのバンド、プルミエール オリジナル エディションはゴールドチェーン×レザーのバンドが印象的なアイテムです。
プルミエール リボンはレザーのバンドを使用しており、ケースにダイヤの粒を散りばめたものもあります。
いずれのモデルも上質な素材をふんだんに取り入れ、熟練した職人によって作られているため、価格が上昇したと考えられます。
シャネルのプルミエールはどんな時計?特徴は?
プルミエールは、シャネルが1987年に発売を開始した腕時計のシリーズです。
「プルミエール(Premiere)」はフランス語で「最初の」「第1の」といった意味があり、シャネルで初めて発売された腕時計です。
プルミエールの特徴は、おしゃれな八角形のケースです。香水「N°5」のボトルストッパーや、パリにあるヴァンドーム広場から着想を得たデザインと言われています。
また、シンプルな文字盤も特徴のひとつ。文字盤には数字を記載しておらず、時針・分針・「CHANEL」の刻印のみがあしらわれています。
コンパクトなデザインで、洗練された印象を与えられるのがプルミエールの魅力です。
バンドはゴールドのチェーンとレザーを編み込んだものや、シルバーのチェーンのみのものなど、とても種類が豊富です。レザーのみのバンドもあり、自分好みのアイテム探しを楽しめます。
初代プルミエールのケースのサイズが約26×20mmと小ぶりだったこともあり、その後も小さいサイズの腕時計が多く登場しています。
華奢なシルエットと高級感のあるデザインで、華やかさをプラスできるのもプルミエールの魅力と言えるでしょう。
シャネルのプルミエールの値上がりは続いていく?今後どうなる?
結論から言うと、今後もシャネルのプルミエールの値上がりが続く可能性が高いと予想されます。
値上がりが続くと予想される理由は、世界レベルで原材料費が高騰していることや、紛争の発生により輸送費がかかりやすくなっていることなどが挙げられます。
シャネルはフランスのブランドなので、日本に輸送するためのコストが高額になっているのです。
加えて円安が続いているのも、シャネルのプルミエールが値上がりする原因のひとつでしょう。
実際に、プルミエール リボン H6126は198,000円、プルミエール リボン H6125は約11.5%もの値上げが行われました。
また、近年のシャネルはブランドそのものの価値が高まっており、高級路線に転換しているのも、プルミエールが値上がりしている要因と考えられます。
高価格化を通じてブランド価値を高める狙いがある可能性も考えられるので、プルミエールを購入するには綿密な予算計画を立てる必要があるでしょう。
値上がり中のシャネルのプルミエールを少しでも安く手に入れるなら中古もおすすめ!
シャネルのプルミエールが値上がりしており、新品での入手が難しいと感じる方もいるでしょう。
少しでも予算を抑えながらプルミエールを手に入れたいときは、中古品を検討してみるのもひとつの手段です。
前の持ち主が使っていた物もあり、細かい傷が付いていたり、使用感があったりする製品もありますが、新品の半額以下で購入することも可能です。
「美品」に分類されている製品であれば傷や使用感が気にならず、ほとんど新品同様の状態で購入できるでしょう。
また、既に生産・販売が終了している珍しいモデルに出会える可能性があるのも、中古で購入するメリットです。
少しでも安くシャネルのプルミエールを手に入れるなら、ぜひ中古での購入も検討してみてください。
ちなみにブランド品の買取を手掛けているギャラリーレアでも、プルミエールの中古品を取り扱っています。
プルミエールが入荷でき次第、随時情報を更新しているので、プルミエールの購入を検討している方は要チェックです。
シャネルのプルミエールの値上がりについてまとめ
まとめ
- 材料費・輸送費の高騰、円安、レトログッズの人気上昇などが理由で値上がりしている
- シャネルのプルミエールの値上げ幅は約8~11.5%
- シャネルのプルミエールの価格は今後も上がる可能性が高い
- シャネルのプルミエールを購入するなら中古品を選ぶのもひとつの手段
シャネルのプルミエールは、材料費・輸送費の高騰や注目度の上昇などにより、約8〜11.5%の値上げが実施されています。
値上げ幅が大きい製品だと、20万円近く価格が上昇するものも現れています。
今後も価格が上がる可能性が高く、新品で購入するには予算が厳しいと感じる方も出てくるでしょう。
新品での購入が難しいときは、中古品を選ぶのもひとつの手段です。美品を選べば、新品同様の美しさのプルミエールを、定価の半額以下で購入できる場合があります。
ブランド品の買取を手掛けるギャラリーレアでも、プルミエールの中古品を販売中です。随時情報を更新しているので、ぜひ定期的に覗いてみてください。
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