1837年創業の老舗ラグジュアリ―ブランド「エルメス」。
エルメスは長い歴史の中で、バーキン・ケリー・ボリード・ベアンなどさまざまなコレクションを生み出してきました。
エルメスの中でもカジュアルなファッションと合わせやすく、普段使いしやすいアイテムとして人気なのが「エブリン」です。
そんなエルメスのエブリンですが人気の高さゆえ、残念ながらたくさんの偽物が流通しているのが現状です。
「本物だと思って購入したエルメスのエブリンが偽物で、大きなショックを受けた」というケースも。
そこで今回は、エルメスのエブリンの偽物をどのように見分けたらよいか、徹底解説。
エルメスのエブリンの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
エルメスエブリンに偽物は多い？最近の傾向はどう？
エブリンは、1978年にエルメスから発売されたコレクションです。
エルメスのエブリンはシンプルで世代を問わずに使えるデザインのため、世界中に愛用者がいるのが特徴。
そのためエルメスのエブリンは中古市場でも高額で取引されており、残念ながら偽造品も非常に多く出回っているのが現状です。
一昔前の偽造品といえば、すぐに見分けがつくほど粗悪な作りのものがほとんどでした。
しかし最近は偽造品のレベルが非常に高くなり、高品質な素材を職人が仕立て、本物とほとんど見分けがつかないものも増えてきています。
エルメスのエブリンの偽造品を購入してしまうリスクを避けるためには、真贋の判定方法をしっかりと理解しておくことが重要です。
エルメスエブリンの偽物の見分け方は？真贋の判定方法を解説！
近年のエルメスのエブリンの偽物はレベルが上がってきており、偽物を見抜くためには正しい知識を身に着けておく必要があります。
まずは、真贋の判定方法を3つのポイントに分けて解説しましょう。
１．刻印の形
エルメスのエブリンには、ベロの裏側にブランド名の刻印が施されています。
本物のエルメスのエブリンの刻印は均一な大きさで、しっかりとプレスされているのが特徴。
しかし、偽物は文字から塗料がはみ出ていたり、大きさがバラバラだったりします。
また偽物はプレスが甘いため、塗料がすぐに剥がれてきたり色ムラがあったりすることも。
ただし、本物のエルメスのエブリンも多少塗料がはみ出ていることがあるため、これだけで偽物だと判断することはできません。
刻印だけで判断するのではなく、他のポイントと合わせて真贋判定を行いましょう。
２．縫い目の質
本物のエルメスのエブリンは、手縫いの部分とミシンで縫われている部分とが混在しています。
手縫いの部分は、表からも裏からも縫い目が同じように見える「クウジュ・セリエ」という手法で縫われているのが特徴。
クウジュ・セリエで縫われた箇所は縫い目が斜めに並んでおり、手縫いならではの幅のずれが少しだけ見られます。
それに対して偽物はバッグ全体がミシンで縫われているので、すべての縫い目がまっすぐで幅も均一です。
さらに本物は糸のほつれを防ぐために、縫い終わりにしっかりと返し縫いが行われています。
偽物は返し縫いが行われていないか、行われている場合も縫い目がきれいに重なっていません。
このように縫い目は本物と偽物によって差が出ることが多いため、細部までしっかりと確認してみましょう。
３．保存袋の素材
本物のエルメスの保存袋は、コットン100％のしっかりとした生地で製作されいます。
偽物はポリエステルなど安価な素材で作られている場合があり、生地が薄かったり手触りが悪かったりすることがあります。
続いて本物の保存袋のロゴはくっきりとした茶色で印刷され、色や柄が均一です。
偽物はロゴが歪んでいたり、色ムラや欠けていたりする個所があることも。
さらに本物のエルメスの保存袋は端まで丁寧に縫い合わされているため、ほつれにくく強度も高いです。
偽物は細部が雑に縫われており、簡単にほどけて糸が出てきていることがあります。
エルメスのエブリンを見ただけでは決め手に欠けるときは、保存袋もあわせて真贋を判定しましょう。
４．ファスナーの素材
エブリンのバッグは間口をベロで留めており、ファスナーは使われていません。
ただし、バッグ以外の財布などのコレクションにはファスナーが使われているため、こちらもチェックして真贋を判定しましょう。
本物のエルメスのエブリンは、ファスナーに対してジッパープルが平行についています。
それに対して偽物はジッパープルが平行になっておらず、だらりと垂れさがっているのが特徴です。
また本物のジッパープルは、端まで丁寧に処理されたレザーが使用されています。
偽物はレザーのカットが雑だったり、質感がよくなかったりすることも。
ただし、ジッパープルがそもそもついていないエブリンもあるため、真贋判定の目安の一つとしておさえておきましょう。
５．革の質感
エルメスは革への強いこだわりがあり、世界有数のタンナー(皮革製造業者)から仕入れたもののみを使用しています。
エルメスのエブリンの革はいくつかの種類がありますが、代表的なのが「トリヨンクレマンス」。
トリヨンクレマンスは美しい発色・繊細な革目・手触りの柔らかさが特徴で、エブリンの中でも特に人気の高い革です。
偽物はトリヨンクレマンスの品質には及ばず、手触りが悪かったり、そもそも合皮を使用していたりします。
本物と偽物を実際に見比べてみるとその差が分かりやすいですが、パソコンやスマホの画面だけでは細かな質感は分かりません。
革の質感を確かめたい方は、正規店やブランドリユースショップなどで実物をチェックするのが確実です。
なおエルメスのエブリンには、革だけでなくキャンバス生地で作られたアイテムもあります。
そのため、「革を使用していないエブリンは偽物」とは限らないので注意しましょう。
エルメスのエブリンを偽物か見分けられない場合のおすすめの購入方法はある？
エブリンの偽物の中には非常に精巧に作られたものもあり、真贋の判定が難しいケースがあります。
本物を安心して購入したい場合は、エルメスの正規店を実際に訪れてエブリンを購入したり、公式オンラインストアを利用したりするのが最も安全です。
ただし、エルメスのエブリンは非常に人気が高いコレクションのため、エルメスに通い詰めてもなかなか巡り会えないことも。
そこでおすすめなのが、信頼のおけるブランドリユースショップでエルメスのエブリンを購入すること。
安心してエルメスのエブリンを購入したい方に選ばれているのが、1979年創業のブランドリユースショップ「ギャラリーレア」です。
ギャラリーレアでは商品がお客様の手元に届くまで、業界最高水準である7回以上の真贋チェックを実施。
お客様都合での返品も可能なので、ブランドリユースショップを利用するのが初めての方でも安心です。
エルメスのエブリンの取扱いも豊富ですので、ぜひギャラリーレア 公式通販サイトや実店舗をチェックしてみてください。
エルメスのエブリンを購入する際の注意点は？
エルメスのエブリンは、フリマアプリやオークションでも購入することが可能です。
ただしフリマアプリやオークションは気軽に利用できる反面、偽造品を購入させられたり商品自体が届かなかったりするトラブルに巻き込まれてしまうことも。
信頼できる出品者かどうか、トラブルが起きたときはどのように対応されるかなど、事前に確認しておくのが大切です。
また、エブリンという名前をパソコンやスマホで検索すると、別のバッグやブランドが検索結果に出ることがあります。
誤って別の商品を購入するのを避けるため、「エルメス エブリン」と検索ワードに打ち込んだうえで、正しい商品かどうかを十分に確認しましょう。
また中古のエルメスのエブリンを購入する際は、商品画像が鮮明に映っているものや、商品の状態を明記している業者から購入するのがおすすめ。
画像がぼやけていたり商品情報が乏しいと、商品が届いてから想定していなかった傷や汚れが判明することも。
万が一に備えて、返品保証がついていたりお試し期間がついていたりするブランドリユースショップを選ぶとさらに安心ですよ。
今回は、エルメスのエブリンの偽造品の見分け方を徹底的に解説しました。
エルメスのエブリンは世界的な人気アイテムのため、残念ながら数多くの偽物が流通しています。
「せっかくエルメスのエブリンを買ったのに偽物だった」という事態にならないように、真贋判定のポイントをしっかりとおさえるのが大切です。
ただしエルメスのエブリンの偽物の中には、非常に精巧に作られており見抜くのが難しいモノもあります。
本物のエルメスのエブリンを安心して購入したい方は、ブランドリユースショップ「ギャラリーレア」をぜひご利用ください。
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