フランスを代表する世界的なラグジュアリーブランド「エルメス」。
1837年の創業以来、エレガントなデザインと圧倒的なステータス性で、エルメスは世界中の女性たちを虜にしてきました。
そんなエルメスですが、バーキン・ケリー・ボリードなど入手困難なアイテムが多数存在します。
今回は、エルメスで入手困難なアイテムが存在する理由を徹底解説。
入手困難なアイテムを手に入りやすくする方法も解説しますので、気になるアイテムはぜひチェックしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
エルメスで入手困難なアイテムが存在するのはなぜ？理由を解説
近年のエルメスは、以前よりも入手困難なアイテムが増えてきていることで知られています。
まずは、エルメスで入手困難なアイテムが存在する理由を3つに分けて解説しましょう。
熟練の職人による丁寧な作業
エルメスといえば、ケリー・ボリード・ガーデンパーティなどのバッグ。
多くのブランドは、機械を使用したり工程ごとに別の担当者が作業をしたりしてバッグを作るのが一般的です。
しかしエルメスのバッグは、一人の職人が全ての工程を担当しているのが特徴。
例えばケリーは約40点あまりのパーツを一つずつ手作業で組み立てており、完成まで20時間以上かかるといわれています。
またエルメスのバッグには製造番号が刻まれていますが、担当した職人によって異なる番号やイニシャルがつけられているのもポイントです。
製造番号を見ればどの職人が担当したかが分かり、職人が誇りと責任をもって商品を仕上げていることが分かります。
職人の高い技術によって仕上げられたバッグはどの角度から見ても美しく、世界中の人たちを魅了してやみません。
品質へのこだわり
エルメスは、使用する素材の品質に非常にこだわっているのが特徴です。
例えば革は、世界的なタンナー(皮革製造業者)から仕入れた、最高品質のものだけを使用。
アトリエには革専用の保管室があり、温度や湿度など細部まで気を配って大切に保管されています。
またエルメスを代表するアクセサリー・シェーヌダンクルは、耐久性に優れたシルバー925や18金を使用。
一つひとつのコマは丁寧に磨き上げられており、ボリューム感のあるコマでありながら手首にやさしくなじむのが特徴です。
こうしたエルメスの品質へのこだわりが高い満足感を生み、世界中から愛されるブランドとして揺るぎない地位を確立しているのです。
ブランドイメージの高さ
エルメスといえば、ブランドイメージが非常に高いことで知られています。
エルメスは180年以上の歴史があり、世界中の王侯貴族やセレブたちから愛されてきた由緒正しいブランドです。
またエルメスは、高品質な素材を熟練の職人が仕立てているため、価格帯も高いのが特徴。
そのためエルメスは誰でも使えるわけでなく、持っているだけで高いステータス性があるブランドなのです。
入手困難なエルメスのアイテムランキングTOP13！
エルメスには多種多様なアイテムがあり、入手のしやすさはそれぞれ異なります。
ここからは、エルメスの中でも特に入手困難なアイテムをご紹介しましょう。
１．バーキンヒマラヤ
バーキンヒマラヤは、エルメスのバーキンの中でも最高峰に位置付けられるアイテムです。
こちらのアイテムの特徴は、クロコレザーのウロコ模様の圧倒的な美しさ。
染色を一切行っておらず、クロコレザーそのものの色や質感を楽しめるのが魅力です。
クロコレザーを使用したバッグの加工は熟練の職人の高い技術力が必要とされ、ごくわずかな数しか生産できません。
またクロコレザーは非常に耐久性に優れた素材のため、きちんとしたお手入れをすれば何世代にもわたり引き継げるほど。
希少性と機能性の高さからバーキンヒマラヤの資産価値は2,000万円以上ともいわれ、実物資産としても高い人気を誇るアイテムです。
２．バーキン25
エルメスを象徴するコレクションの一つ、バーキン。
バーキン25はコレクションの中でもやや小ぶりで、女性人気の高いアイテムです。
サイズは幅25×高さ20×奥行13cmで、折りたたみ財布やスマホなどお出かけに必要な最低限の荷物を収納可能。
コンパクトなバーキン25は上品な印象を与えるため、食事会やパーティーなど改まったシーンにもぴったりです。
バーキンならではの存在感がありつつ、小柄な女性でもスマートに使えるのも魅力の一つ。
重さは約600gとバーキンの中でも軽量なので、重いバッグが苦手な方にもぴったりです。
３．バーキン30
ファーストバーキンとして選ばれることの多い、バーキン30。
幅30×高さ22×奥行き16cmで、日本人の体格とバランスがとれたサイズ感です。
500mlのペットボトルやタブレットなども入るため、普段使いにぴったり。
バーキン25よりも持ち手が長いため、腕にかけて使うことが可能。
バーキンの中でも最も需要のあるサイズで、素材やカラーのバリエーションが多いのも魅力的です。
使い勝手のよさを重視するなら、バーキン30を候補に入れてみてはいかがでしょう。
４．ケリー28
バーキンと並んで、エルメスを代表するコレクションであるケリー。
ケリー28はバーキン30と同様に入手困難で、手に入れるまで何年もかかったという方も多いアイテムです。
すっきりとした台形のフォルムが特徴で、上品かつ洗練された雰囲気を感じさせます。
ケリー28の大きさは幅28×高さ22×奥行き10.5cmと、使い勝手のよいサイズ感。
ショルダーストラップが付いており、さまざまな持ち方を楽しめるのが魅力。
カジュアルからきれいめまで幅広く合わせられ、タイムレスな魅力にあふれるアイテムです。
５．シェーヌダンクル
1938年に誕生した、エルメスの定番アクセサリーがシェーヌダンクルです。
船と陸を鎖でつなぐ錨をイメージしており、シンプルでありながらひと目でエルメスだと分かる存在感があります。
シェーヌダンクルはシルバー素材で作られているものが多く、主張が強すぎないため使いやすいのがポイント。
さらにシェーヌダンクルは5つのサイズがあり、性別を問わずに身につけることが可能。
シェーヌダンクルには「固く結ばれた絆」という意味があり、パートナーへのプレゼントにも人気のアイテムです。
６．ピコタン ロックMM
ピコタン ロックMMは、2008年に発売されたバッグです。
正方形のボディにハンドルが付いたシンプルなフォルムに、ベルトと南京錠が付いているのが特徴。
サイズは幅22×高さ22×奥行き18cmで、間口が広いため荷物がスムーズに取り出せます。
また底に鋲が付いているので、バッグが自立するのもポイント。
高品質なレザーを使用しているため、カジュアルはもちろんきれいめのファッションにもマッチします。
エルメスのバッグの中では比較的リーズナブルであり、年々手に入るのが難しくなりつつあるアイテムです。
７．コンスタンス
エルメスのコンスタンスは、1969年に発売されたショルダーバッグです。
エルメスの頭文字である「H」のメタルモチーフが、正面に大きくあしらわれた大胆なデザインが目を引きます。
メタルモチーフはシルバーとゴールドの2種類があり、色味によって印象が変わるのも特徴です。
ストラップの長さを調節できるため、体格やファッションに合わせて持ち方を変えることが可能。
またポシェット感覚で持ち歩ける小さなものから、長財布も余裕をもって入るものまで、4種類のサイズを展開しています。
エルメスらしさが凝縮されたバッグをお探しの方は、チェックしてみては。
８．ボリード
ボリードは、バーキンやケリーと並ぶエルメスのアイコンバッグです。
丸みを帯びたフォルムはかわいらしく、女性らしいファッションと相性抜群。
ファスナーで開閉するため防犯性が高いのもポイントです。
間口が大きく開くので、荷物の出し入れもスムーズにできます。
またボリードといえば、サイズ展開が豊富なのも魅力の一つ。
ワンマイルのお出かけにぴったりなミニバッグから旅行にも使える大容量タイプまで、用途や好みに合わせて選択できます。
デザインはもちろんのこと、機能性の高さも重視したい方にぴったりなエルメスのバッグです。
９・ボリード1923
ボリード1923は、その名の通り1923年に発売されたバッグを復刻したコレクションです。
当時のデザインを踏襲しつつ、よりシンプルで使い勝手がよく進化を遂げているのが特徴。
例えばファスナーの位置が以前のモデルよりも深くなっており、荷物が入れやすく出しやすい仕様。
ポケットは1つから2つへ増えているため、細々としたものもすっきりと収納できます。
さらにショルダーストラップが付いており、肩がけにも対応可能です。
見た目からはエルメスのバッグとは分かりにくく、ブランド品をさり気なく使いたい方におすすめのアイテムです。
10．リンディ26
エルメスのリンディは、2007年に発売されたバッグです。
バーキンやケリーといったコレクションよりも歴史は浅いですが、じわじわと人気を伸ばしているアイテム。
中でも入手困難なアイテムとして知られるのが、リンディ26です。
リンディ26は長財布・スマホ・手帳・350mlくらいのペットボトルがすっぽりと入り、収納力が高いのが魅力。
ショルダーストラップが付いているため、2wayで使用できるのもポイントです。
また底鋲が付いているので、汚れや傷がバッグ本体に付きにくい仕様です。
気兼ねなく使えるエルメスのバッグをお探しなら、候補に入れてみては。
11．インザループ 23
2022年の秋冬コレクションで発売されたバッグが、インザループです。
丸いシルエットやシェーヌダンクルを思わせる持ち手のデザインが特徴的。
底面にもシェーヌダンクルのモチーフがあしらわれており、エルメスのこだわりを感じるデザインです。
フープに金具を引っかける簡易的なロックが付いているため、荷物が外から見えにくく安心。
またインザループ23のサイズは幅23×高さ25×奥行き15cmで、普段使いにぴったりな大きさです。
軽量で取り回しもよいため、気兼ねなく使えるエルメスのバッグをお探しならぜひどうぞ。
12．エヴリンTPM
エルメスのエヴリンは1978年に登場したショルダーバッグです。
体にフィットするようにレザーが丸くカットされ、表面に「H」のパンチングが施されているのが特徴。
シンプルなデザインなので、性別を問わずに使えます、
エヴリンTPMはコレクションの中で最も小さく、サイズは幅16 ×高さ18×奥行き5cm。
ミニ財布やスマホなど最低限の荷物が入り、ワンマイルのお出かけにぴったりです。
気軽に使えるエルメスのバッグをお探しなら、ぜひどうぞ。
１３．ガーデンパーティー TPM
スコップなどの園芸用品を入れるバッグとして作られたのが、エルメスのガーデンパーティー。
エルメスの中でもカジュアルなラインとして、世代や性別を問わず人気のコレクションです。
ガーデンパーティーTPMは、コレクションの中でも特に人気が高いサイズ。
幅30×高さ21×奥行き13cmで、財布・スマホ・ポーチ・500mlのペットボトルがすっぽり入ります。
カラーバリエーションがとても豊富で、ブラックやネイビーなどのカラーは通勤用バッグにもぴったり。
エルメスのバッグの中では比較的手に入りやすく、狙い目のアイテムです。
入手困難なエルメスのアイテムを手に入れるコツはある？
エルメスの入手困難なアイテムが欲しい方は、購入のコツをしっかりとおさえておきましょう。
例えばエルメスの正規店では、一見さんにバーキンやケリーなどを販売することはまずありえません。
こまめに来店して実績を積んだり、スタッフへ欲しいアイテムをきちんと伝えたりすることが大切です。
ただし、希望のサイズ・素材・色にこだわり過ぎると、購入できる可能性はさらに低くなってしまいます。
あらかじめいくつかの候補を考えてから、商品を探すと良いでしょう。
入手困難なエルメスのアイテムはどこで購入できる？
それでは、入手困難なエルメスはどこで購入するのがベストでしょうか。
3つの方法を順番にご紹介しますので、チェックしてみてください。
エルメス正規店で購入する
エルメスの入手困難なアイテムは、公式オンラインストアでは購入できません。
エルメスの正規店を直接訪ねて、希望のアイテムを購入する必要があります。
正規店は偽造品のリスクがなく、お手入れ方法や修理などの相談もできるため、高額な買い物でも安心です。
ただしバーキンやケリーなどエルメスを代表するコレクションは入荷数が非常に少なく、電話で在庫の有無を教えてくれることはありません。
また店舗によっては、特定の顧客にしか人気アイテムを販売していないケースも。
そのため何度もエルメスを訪問する「エルパト」が必須で、購入まで何年もの月日がかかるのが一般的です。
海外で購入する
国内では入手困難が続くエルメスも、海外では購入できるケースもあります。
バーキンやケリーといったアイテムの購入は難しいですが、ガーデンパーティーやシェーヌダンクルなどは在庫があることも。
特にエルメスの本場フランスでは、他国と比べて在庫が多いとの情報もあります。
また商品のほとんどがフランスで作られているため輸送コストがかからず、日本よりも安く購入できるのも魅力です。
海外へビジネスや旅行で行く機会がある方は、エルメスの店舗をぜひチェックしてみてください。
中古買取専門店で購入する
正規店でエルメスを購入できない場合は、中古を検討してみはいかがでしょう。
エルメスは中古品でも需要が高く、豊富なアイテムが流通しています。
また、すでに廃盤となってしまった商品に巡り会えることも。
ただし、エルメスは世界的な人気ブランドなので、偽造品が多数流通しているのが現状です。
後悔しないためにも、信頼できるブランドリユースショップでエルメスの中古品を購入しましょう。
特におすすめなのか、ブランドリユースショップ「ギャラリーレア」。
ギャラリーレアではお客様の手元に商品が届くまで、なんと7回以上もの真贋チェックを実施。
お客様都合での返品も承っており、中古品の購入がはじめての方にも安心です。
エルメスの取り扱いも豊富なので、ギャラリーレア 公式通販サイトをぜひチェックしてみてください。
入手困難なエルメスのランキングTOP13についてまとめ
まとめ
- エルメスの入手困難品を手に入れるなら、正規店や海外で購入するか、ブランドリユースショップを利用する
- 中古のエルメスを購入するなら、老舗ブランドリユースショップ「ギャラリーレア」をご利用ください
今回は、入手困難なエルメスのアイテムや、購入方法を解説しました。
エルメスはフランスを代表する老舗ラグジュアリーブランドであり、世界中に愛用者がいます。
また需要よりも供給が少ないため、エルメスの正規店で購入するためには辛抱強くお店に通わなくてはなりません。
どうしても欲しい入手困難なエルメスのアイテムがある方は、ブランドリユースショップ・ギャラリーレアをぜひご利用ください。
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