エルメスでお馴染みの定番バッグとも言えるピコタン。2024年2月に価格改定され、全体的に価格が上がりましたが、代表的なバッグということもあり、根強い人気を誇ります。
そんなエルメスのピコタンですが、定価はどれくらいなのか、それぞれのシリーズごとに定価をご紹介していきます。また、人気カラーやピコタンの人気の秘密・ピコタンを売る際のコツやおすすめ方法なども一緒にご紹介しています。
これからピコタンを購入しようとしている方だけでなく、ピコタンを売ろうか考えている方もぜひチェックしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で青山表参道店の店長として勤務。高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ表参道エリアにおいて、お客様の立場に寄り添った丁寧なヒアリング接客を武器に活躍。日・英・仏の3か国語を操り、国内だけではなく海外のお客様からの信頼も厚い。
目次
エルメスのピコタンとピコタンロックの違いは？
エルメスのピコタンは2003年に発売開始されたものの、2008年に生産が終了しており、現在は同時期に販売されたピコタンロックのみの販売となっています。ピコタンは、中世フランス時代に馬の餌を歩きながら与えていたバッグにインスピレーションを受け、作られています。
そのため、シンプルでありながらも開口部は大きく開くデザインとなっており、荷物の出し入れがしやすいという特徴があります。この基本的なデザインはピコタンもピコタンロックも同じです。では、ピコタンとピコタンロックの違いですが、大きな違いで分かりやすいものを挙げると、南京錠があるかないかです。
ピコタンにはこの南京錠がない一方、ピコタンロックにはバッグに南京錠が取り付けられた状態で、その名前の通り、ロックが掛けられるようになっています。つまり、バッグ本来のコンセプトは保ちつつも現代の人にとってより使いやすい仕様にグレードアップしたバッグだと言えるでしょう。
【2024年最新】エルメスのピコタンの国内参考定価はいくら？
ここでは、エルメスのピコタンの国内参考定価をご紹介していきます。ピコタンは入手がなかなか難しく、中古購入される方も多いです。
しかし、中古だからといって価格が安いという訳ではなく、どちらかというと定価よりも高い傾向にあります。だからこそ、なるべく定価購入できるのであれば定価購入したいものです。
１． ピコタンロック
ノーマルのピコタンロックですが、1番スタンダードなモデルで定番人気でもあります。ピコタンロックのサイズ展開は、ピコタンロック18（PM）・ピコタンロック22（MM）・ピコタンロック30（GM）の3つです。
まず、PMですが、ピコタンロックの中で1番小さいサイズ、そして490,600円（税込）と、1番の低価格になっています。小さめのお財布やポーチなど、普段から持ち歩く手荷物が少ない人に特におすすめのピコタンです。
次にMMですが、基本的な手荷物を一通り収納できるサイズ感で、普段使いからお出かけまで、幅広く使えるピコタンです。こちらは531,000円（税込）で、PMよりも4cm程度大きくなっています。
最後にGMですが、価格は610,500円（税込）、そして現在販売されているピコタンの中で1番大きいサイズとなっています。普段使いの荷物類に加え、タオルや着替え・分厚い書類等、用途に合わせてたっぷり収納することができます。
２．ピコタンロック タッチ
ピコタンロックタッチは、上品さの中にカジュアルさも感じさせてくれるバッグです。本体の素材がトリヨンクレマンスである一方、ハンドル部分の素材がヴォースウィフトやアリゲーターで、本体・ハンドル部分で素材が異なっているという特徴があります。
カラーも本体部分とハンドル部分で異なる場合があり、「ライトブラウンとホワイト」「オレンジとベージュ」などの組み合わせも。カラーの組み合わせによっては個性的なデザインだと言えるため、シンプルすぎるのが苦手という方に特におすすめです。
また、サイズ展開はピコタンロック18（PM）タッチとピコタンロック22（MM）タッチの2ラインです。定価に関しては、基本的にエルメスで非公開となっており、現在リサーチ中です。
３． ピコタンロック モノクローム
ピコタンロックモノクロームは、バッグ本体やハンドル部分・カデナ・ベルト金具・底の鋲までもが全て同じカラーで統一されているピコタンです。素材はトリヨンクレマンスなので、バッグ全体がくったりと柔らかくソフトな質感と手触りを楽しむことができます。
また、サイズ展開はピコタンロック18（PM）モノクロームの1ラインのみ。カラーはソーブラックやソーグリーン・ソーピンクなど、ビビッドカラーが多い印象です。
サイズはピコタンの中でも1番小さいラインですが、統一感があり洗礼されたデザインなので、仕事用としてもフォーマル用としても使いやすいと言えるでしょう。定価は、484,000円（税込）で、500,000円（税込）以内で購入できるピコタンとなっています。
４．ピコタンロックステッチ
ピコタンロックステッチは、本体・ハンドル部分ともに、トリヨンクレマンスを使用したピコタンで、その名前の通り、ステッチが際立つようなデザインが印象的なバッグです。
サイズ展開はピコタンロック22（MM）ステッチの1ラインのみ。そしてカラーもブラックのみで、ステッチにはホワイトが使われています。
デザインはシンプルで上品ですが、ステッチによる遊び心により、カジュアルさがプラスされ、シンプルなブラックよりもより、フラットに持つことができるようになっています。ちなみに、こちらも定価が公表されておらず、現在リサーチ中です。
５．ピコタンロック フェルト
ピコタンロックフェルトは、本体部分がフェルトになっているタイプのピコタンです。フェルト素材で温かみが感じられるため、秋から冬にかけて特におすすめなシリーズです。
また、サイズはピコタンロック18（PM）フェルトのみの展開で、価格は395,000円（税込）となっています。カジュアルなテイストなので、デニムファッションやフラットなファッションとの相性もよく、ちょっとした買い物やお出かけなど、普段使いにおすすめです。
エルメスのピコタンの人気カラー３選をご紹介！
ピコタンの中でも特に人気のカラーは、エトゥーブ・クレ・ノワールの3つです。それぞれどのような色味でどういった特徴があるのか見ていきましょう。
人気カラー１． エトゥープ
ピコタンの中で1番の人気カラーといっても過言ではないエトゥープ。グレーブラウンやグレージュといったような色味で、ピコタンに限らずエルメスのバッグの中でも人気かつ定番のカラーとなっています。
また、普段使いからフォーマルな場面まで、どのシーンでも使いやすく、ファッションに関しても幅広いコーディネートと相性が良いです。ちなみに、中古買取店で買い取りしてもらう場合、人気カラーの1つであることから、ピコタンの中でも高額買取りとなるケースが多いです。
そのため、ピコタンを購入する際に特に気になるカラーがないという方は、このエトゥープを選ぶのがおすすめだと言えるでしょう。
人気カラー２． クレ
クレは、アイボリー系のカラーで、ピコタンの中でも上品さが際立つ色味となっています。ホワイトよりもくすみがかっているので、汚れが目立ちにくく、普段使いにも取り入れやすいという特徴が挙げられるでしょう。
また、ブラック系コーディネートやデニムとの相性が良いだけでなく、パステルカラーのファッションとの相性も良いと言えます。クレは、季節問わず楽しめるカラーですが、特に春〜夏にかけておすすめなカラーとなっています。
人気カラー３．ノワール
エトゥープ同様にピコタンの人気カラーであるのがノワールです。ノワールは、いわゆるブラックカラーであり、こちらもコーディネートや使用シーンを問わず使い勝手の良いカラーとなっています。
また、カラーチャームやシルバー・ゴールドチャームなどと組み合わせて使用するのもおすすめで、チャームが映えるうえにアクセントとして際立たせることができます。
さらに、こちらもエトゥープ同様にピコタンの人気カラーということから、中古買取店で高額買取してもらえるという特徴があります。
ノワールは、普段、カラーや柄物のファッションをよく取り入れているという方に特におすすめなカラーだと言えるでしょう。
エルメスのピコタンが人気なのはなぜ？
エルメスのピコタンが人気の理由ですが、主に2つ挙げられます。まずは、使い勝手の良さです。ピコタンは荷物の量に合わせたサイズを選べるようになっており、少量から1泊旅行にいける程度の荷物量まで、用途に合わせて選択できます。
また、開口部がしっかり開くタイプなので、荷物をスムーズに出し入れしやすいというメリットも挙げられるでしょう。
次に、シンプルかつスタイリッシュながらもカラーやシリーズが豊富にラインナップしているということが挙げられます。ピコタンは複雑な装飾のないシンプルなデザインが特徴的なバッグです。
しかし、シンプルなナチュラルカラーからビビッド系カラーまで幅広くカラー展開されていたり、2つの素材や色味を組み合わせてアレンジを効かせたシリーズを登場させるなど、同じピコタンの中でもまた違った良さが楽しめるよう工夫されています。
こういったことから、1つだけでなく2〜3種類のピコタンを使い分けたい、コレクションしたいというような方が多くなっており、人気や注目を集めているのです。
エルメスのピコタンをなるべく高く売るコツは？
エルメスのピコタンをなるべく高く売るコツですが、付属品を揃えておく・出来るだけ綺麗な状態を保っておく・売る時期を見定めるといった3点がポイントになってきます。この3つのポイントを意識するだけで、買取価格が違ってくるので、売る前に確認してみるのがおすすめです。
付属品を揃えておく
エルメスのピコタンを高く売るための大切なポイントとして挙げられる1つ目は、購入時にあった付属品を一通り揃えておくということです。
バッグはもちろんですが、カデナや鍵・化粧箱・クロシェット・布製のピコタン保存袋・ショップカードなど、購入時に付属してきたものが揃っていると高額買取してもらえる場合が多いです。
反対に、これらの付属品が減れば減るほどマイナスポイントになる場合が多いとされています。中でも特にカデナやクロシェットが揃っていないとかなり査定に響くと言われており、状況によっては5万円程度買取価格が下がることもあります。
そのため、普段使わないのであれば、紛失防止のために、化粧箱の中に入れて保存しておくことがおすすめです。
出来るだけ綺麗な状態を保っておく
エルメスのピコタンを高く売るための大切なポイントとして挙げられる2つ目ですが、なるべく綺麗な状態、つまり新品に限りなく近い状態で売りに出すということが大切です。
そもそも中古というだけで、買取価格が10万円近く下がることもあるので、購入したものの使う場面がないという方は、購入した状態のまま保管しておく。もしくはなるべく早く売りに出すのがおすすめです。
また、普段使いしている場合でも、湿気が少ない場所に保管したり直射日光に当てないようにしたりなど、素材にダメージを与えないようにしておくことが大切だと言えるでしょう。
特に湿気の多い場所に保管してしまうとカビが生えてしまう恐れがあるので、注意が必要です。さらに保管場所だけでなく、定期的にやさしく乾拭きしてあげることもおすすめで、こういった日々のお手入れで、バッグの劣化をぐっと抑えられます。
売る時期を見定める
ピコタンロックは、発売以来根強い人気を保ち続けていることや、定価が上がり続けていることから、年々買取価格が値上がりしているというのが現状です。また、そもそもピコタンロック自体、人気のあまり競争率が高く、定価で購入できないことから、中古市場価格もどんどん上がっています。
このように、基本的にはピコタンロック自体が常に値上がりしている状態ですが、特に円安のタイミングは買取価格が高騰する傾向にあります。そのため、普段から社会情勢や為替相場をチェックしておき、円安のなるべく良いタイミングで売りに出すというのもおすすめです。
エルメスのピコタンを高く売るのにおすすめの方法は？
エルメスのピコタンを高く売るのにおすすめな方法ですが、オークションやフリマアプリで売る、もしくは買取専門店に出すの2つが挙げられます。それぞれの特徴やメリットなどを確認してみましょう。
オークションやフリマアプリで売る
まずは、オークションやフリマアプリで売るという方法ですが、オークションやフリマアプリに登録後、自宅にいながら気軽にピコタンを売りに出せるというメリットが挙げられます。
販売価格も自分で好きな価格に設定できるので、中古買取専門店で買取してもらうよりも高く買い取ってもらえる可能性もあります。
ただし、オークションやフリマアプリの運営が中間に入っているものの、メッセージや状態確認などのやり取りは完全に個人間となるので、やり取りや取引相手によってはトラブルが起こってしまう可能性も少なからずあります。
特にエルメスのピコタンは、高級ブランド品ということから、こういったトラブルが起こりがちなので、注意が必要です。
買取専門店に出す
次に、買取専門店に出すという方法ですが、プロの買取スタッフによる査定によって買取価格が決まるというシステムです。
ピコタンの買取価格が年々上がってきているということに加え、買取専門店によっては、ピコタン・エルメス買取強化が行われていたり、2点以上の買取で◯％買取価格アップといったキャンペーンが行われているところもあります。
そのため、思っていた以上に高額買取になったというパターンも実は多いです。そんな数あるブランド買取店の中でも特に、ギャラリーレアが高額買取実績が高くおすすめです。
査定方法もLINE・メール・電話・店頭と4パターンから選択可能なので、売りに出すか迷っているという方は、まず査定に出してみると良いでしょう。
エルメスのピコタンの定価についてまとめ
まとめ
- ピコタンロックの定価は490,600円（税込）〜
- ピコタンロックはシリーズやカラーバリエーションが豊富
- なるべく高く売るコツは綺麗な状態かつ付属品を揃えておくこと
今回はエルメスのピコタンの定価や特徴について詳しくご紹介してきました。サイズ展開やカラーバリエーション・シリーズ展開が豊富で、高級ブランドのバッグでありながらも普段使いからフォーマルなシーンまで、使い勝手が良いです。
ピコタンは人気が高く、なかなか定価で購入することができないバッグの1つですが、中古でも綺麗な状態のものが多く取り扱われているので、どうしても欲しいという場合は、中古販売店で購入するのもおすすめです。
反対に、ピコタンはどんどん値上がりしているため、売ろうか迷っている方は、早めに査定に出してみるのがおすすめだと言えるでしょう。
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