「正しく時を刻む時計」としての約束を星に込め、歴史を紡いできたコンステレーション。
オメガの定番ウォッチといえばスピードマスターやシーマスターが知られていますが、近年コンステレーションの評価も高まっています。
コンステレーションはオメガの歴史をスタートさせたともいえるコレクションです。上品なルックスでどのようなシーンにも使い勝手がよく、実用性やステータス性も申し分ありません。
今回はコンステレーションの歴代モデルやその魅力について徹底解説します。コンステレーション購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
オメガ(OMEGA)コンステレーションとは?
1952年に誕生したオメガのコンステレーション。星モチーフをふんだんに取り入れているのが特徴のコレクションです。
オメガ定番の時計コレクションであるスピードマスターやシーマスターのようなスポーツウォッチとは異なり、フォーマルなシーンにふさわしいドレスラインとして生み出されました。
誕生当初はメンズモデルを中心に展開されていましたが、現在ではユニセックスでエレガントなモデルも多く登場しています。
オメガ(OMEGA)コンステレーションの歴代モデル8選!
1952年に誕生以来、多彩なモデルを展開してきたコンステレーション。ここからは、コンステレーションの歴代モデルを8点ご紹介します。
1952年:初代コンステレーション
1952年にリリースされた初代コンステレーションの「Ref.KO2648」。オメガ史上初となる自動巻きクロノメーター搭載モデルとして誕生しました。
高い精度を誇る自動巻きクロノメーターによって、登場してから瞬く間に世界中の時計ファンから注目を浴びることになります。
初代コンステレーションは、オリジナリティに溢れた12面体のデザインと、くさび形のインデックスから構成される「パイパンダイヤル」と呼ばれる文字盤が特徴です。
パイパンダイヤルは、パイを焼く皿に似ていることから名付けられたといわれています。
1960年代:フラットダイアルのリリース
1960年代にパイパンダイアルからフラットダイアルへと文字盤デザインが変更され、それに伴ってバリエーションも豊富になっていきました。
1969年にはケースとブレスレットが一体化したモデルをリリース。世界初のケース一体型ブレスレットを採用した腕時計として名を馳せました。
この時期のコンステレーションは変革期であり、ムーブメントや防水性アップグレード、外装に関しても大きく進化しています。
1960年代半ば:Cラインケースの登場
ヴィンテージのコンステレーションとして知名度の高いモデルの「Cライン」。
オーデマピゲのロイヤルオークや、パテックフィリップのノーチラスなどの人気モデルをデザインした天才ウォッチデザイナー「ジェラルド・ジェンタ」が1967年に手掛けたモデルです。
彼の知名度が上がるにつれて市場での評価が上昇し、誕生から50年以上が経過した現在もその価値は高く、アンティークオメガの代表作として時計ファンから絶大な人気を誇ります。
ブレスレットは初期は7連タイプでしたが、Cラインは5連タイプになってより腕にフィットしやすくなり、ドレッシーなデザインが特徴的です。
1970年代:クォーツモデルの登場
1970年には、オメガ初となるクォーツ式モデルが誕生します。
セイコーが水晶を動力とするクォーツウォッチを開発したことによって、オメガもクォーツタイプのコンステレーションを製造しました。
ムーブメントはクォーツになったものの、デザインに関しては星座といった初代コンステレーションのモチーフを受け継いでいます。
クォーツ式は自動巻きクロノメーターと比べて扱いやすく、価格もリーズナブルなのが魅力です。
1982年:マンハッタン
1982年には、第3世代となる「マンハッタン」が登場。このモデルから4つ爪デザインが採用され、レディースウォッチの存在感が出てくるようになりました。
従来のコンステレーションと比べて防水性がアップし、ゴールドやコンビモデルも登場。さらに、スポーツテイストを取り入れたモデルもリリースされるようになり、デザインのバリエーションが広がります。
1995年には、ダイヤルにあったローマ数字をベゼルへと移動。さらに、ベゼルデザインも丸みを帯びた仕様に変更され、これまでのクラシカルな世界観からエレガントな印象へと変貌を遂げています。
2003年:ダブルイーグルの誕生
2003年には「ダブルイーグル」をリリースしたオメガ。
ダブルイーグルは「コーアクシャル」という画期的なムーブメントを採用しています。コーアクシャルとはパーツの摩耗を約半分に抑えるオメガ独自の機構です。
基本的にデザインはマンハッタンを受け継いでいますが、4本の爪はフラットであったり、なめらかなハーフムーンデザインを採用したりなど、洗練されたディテールが特徴です。
さらに、ムーブメントには10年はオーバーホール不要と名高いコーアクシャル「Cal.3313」を搭載しており、実用性に関してもグレードアップを果たしました。
2015年:グローブマスターの誕生
2015年には、コンステレーションの一部としてカテゴライズされる「グローブマスター」が誕生。
12面体デザインとくさび形インデックスの文字盤や、6時位置の星エンブレムなど、初代モデルを現代風にアレンジした仕上がりとなっています。
グローブマスターは、ケースとベルトの素材やカラーが多岐に渡り、種類が豊富なのも魅力です。
近年は、日付表示機能である「アニュアルカレンダー」を搭載したモデルも登場していて、実用性も向上しています。
2020年:マスタークロノメーター搭載の最新モデル
2020年に第5世代で現行の「マスタークロノメーター」が現れます。4本の爪やハーフムーンなどデザインの大部分はダブルイーグルを引き継いでいます。
ケースサイズは36mmや39mm、41mmとモダンなビックサイズを多数ラインナップしているのが特徴です。
また、コーアクシャル機構をブラッシュアップした最新ムーブメント「マスタークロノメーター」が投入され、より一層実用性が向上しました。
オメガ(OMEGA)コンステレーションの歴代人気モデル3選!
コンステレーションシリーズはカラーや素材などのバリエーションが豊かで、どれを選べばよいか迷う方も少なくありません。
そのような方に向けて、ここからはコンステレーションの人気モデルを厳選してご紹介します。
コンステレーション ダブルイーグル クロノグラフ 1819.5191
参考価格:671,000円
コンステレーションシリーズを代表するロングセラーモデルです。
オメガ独自のムーブメントである「コーアクシャル」を搭載。この機構によって摩擦を軽減が叶い、約10年間はオーバーホール不要で高い精度を保つことが可能です。
存在感のある直径41mmのステンレススティール製のケースには、ローマ数字が刻印されたブラックべゼルとブラックのラバーストラップがセットされています。
コンステレーション デイデイト 123.10.38.22.01.001
参考価格:880,000円
12時位置に曜日表示、6時位置には日付表示を配置した実用性の高いモデルです。
オメガ独自のコーアクシャル脱進機を備えた自社開発キャリバー「Cal.8602」を搭載。シースルーバックから、ドラマチックに美しく仕上げられたムーブメントを見て楽しめます。
直径38mmのほどよいサイズ感で、日本人の腕にも馴染みやすいのも魅力のひとつ。フルスペルで曜日を表示する「コンステレーション デイデイト」を採用している点にも注目です。
コンステレーション コーアクシャル 123.10.38.21.06.001
参考価格:660,000円
高精度なドレス系ウォッチの定番シリーズ。サイドにあしらった4つの爪と文字盤に輝くワンスターが特徴です。
オメガが独自開発したコーアクシャルキャリバー8500を搭載しています。ケースはシースルーになっていて、美しく芸術的に仕上げられたキャリバーの動きを眺めることが可能です。
自動運動による60時間パワーリザーブや、傷に強いサファイアクリスタルなど、実用性にも優れています。
コンステレーション ブラッシュ 123.10.24.60.02.001
参考価格:275,000円
艶消しのステンレススティールのため、フォーマルにもカジュアルにも合わせやすく、長く愛用できる仕上がりが魅力的なモデルです。
ダブルイーグルのデザインを受け継いで、ブレスレットの構造が変更されています。ブレスレットの構造は従来のコンステレーション同様に、しなやかな仕上がりとなりました。
ムーヴメントには高性能な電池式ムーヴである「Cal.1376」を搭載。美しさと機能性を兼ね備えた1本です。
コンステレーション ブラッシュ 12Pダイヤ 123.10.27.60.55.001
参考価格:378,000円
3時と9時位置にある爪が印象的で、不朽のデザインが多くの女性に愛されるオメガのアイコン的モデル。
ホワイトシェルのダイアル上にインデックスとして12個のダイヤモンドを配した、ドレッシーな仕上がりです。
華やかさがありながらも、ケースとブレスレットはつや消しの上品なデザインで、スタイルを選ばずに使用できます。
オメガ(OMEGA)コンステレーション歴代モデルの特徴・魅力3選
コンステレーションには独自の世界観を作り上げる特徴的なデザインがいくつか施されています。
ここから、コンステレーション歴代モデルの特徴や魅力をチェックしていきましょう。
文字盤6時位置に星のエンブレム
文字盤の6時位置にある星のマークは、世界最高峰のコンクールの勲章を表しています。
20世紀中盤にコンステレーションは、時計の技術を競う「天文台コンクール」で優秀な成績を収めました。その輝かしい偉業をたたえる勲章として、この星エンブレムは登場したのです。
また、蓋裏にある8つの星は天文台コンクールで獲得した賞の数を表しています。
ケースとブレスレットのつなぎ目のハーフムーンデザイン
コンステレーションのシンボルである「ハーフムーン」。
ケースとブレスレットをつなぐ、半月をイメージさせる弧を描いたようなデザインのことです。
ハーフムーンデザインによってケースとブレスレットに一体感が出て、よりなめらかで上品な印象になっています。
ケース両サイドにある4本の爪
ケースの両側にある「4本の爪」も、コンステレーションを語るうえで欠かせない要素です。
1982年よりこの4本の爪は登場しており、マンハッタンモデル以後のモデルすべてに採用されています。
本来はサファイアクリスタルとガスケットを固定するために用いられてきたパーツですが、今ではコンステレーションを連想させるデザインとして知られています。
オメガ(OMEGA)コンステレーションの歴代モデルを安く購入するならどこがおすすめ?
値上げが続いているオメガのコンステレーション。「できるだけ安く手に入れたい」という方も多いのではないでしょうか。
オメガのコンステレーションをより安く、そして安全に購入したいのであれば、信頼できる中古販売専門店の利用がおすすめです。
中古販売専門店でオメガを購入する大きなメリットは、圧倒的に価格が安いこと。現行モデルでは60万円近くするモデルでも、タイミングによっては10万円~20万円安く手に入ることがあります。
また、生産終了となってしまったモデルも、中古であれば見つかる可能性がある点も魅力のひとつです。
ただし、中古販売専門店の中には、偽物を販売していたり、不適切な価格設定をしていたりなど、消費者にとって信頼できないショップやサイトもあります。
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オメガ(OMEGA)コンステレーションの歴代モデルについてまとめ
まとめ
- 「星モチーフ」「ハーフムーン」「4本の爪」がコンステレーションの特徴
- 50年以上にも渡って進化を続け、最高級の機能性と豊富なバリエーションを持っている
- コンステレーションの歴代モデルを安く購入するならブランドリユース店「ギャラリーレア」がおすすめ
今回は、オメガの歴史の始まりともいえるコンステレーションの歴代人気モデルやその魅力をご紹介しました。
50年以上にも渡って進化を続け、現在も最高級の機能性と豊富なバリエーションを持つモデルとして注目を浴び続けています。
定価も上がってきているため、少しでもリーズナブルに手に入れたい方は中古販売専門店の利用も選択肢に入れてみましょう。
ブランドリユース店ギャラリーレアでは、オメガの現行モデルをはじめ、レアな限定モデルも取り揃えていまので、ぜひチェックしてみてください。
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