人気高級時計ブランドとして、確固たる地位を築いたロレックス。
現在は市場価値を順調に伸ばし続けていますが、10年後はどうなっているのか、ロレックスを持っている方、これから購入を検討している方にとってはどうしても気になる所です。
そこで本記事では、ロレックスの10年後の価値について解説しています。
また、今後も期待できるモデルや価値を下げない方法についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
ロレックスの10年後の価値はどうなる?
ロレックスの10年後の価値について絶対とは言えませんが、近年の状況から見ても、国内の相場は基本的には上がる可能性があると考えられます。
過去にリーマンショックやバブル崩壊などで、相場が一時的に下落しましたが、現在は回復しているためです。
また、ロレックスは依然として高い需要があり、その人気は衰えることを知りません。
ユーザーの信頼を失う何かが起きなければ、人気もこのまま継続するでしょう。
結論として、為替相場や景気による影響は受けるものの、ロレックスがブランディングの方向性を間違わない限り、急激に人気や価値が下がることはないと予想されます。
10年後もロレックスの価値が下がりにくいと言われる理由は?
- 1.圧倒的な知名度と人気
- 2.高い希少性
- 3.時代に左右されないデザイン
ロレックスの価値が下がりにくいと予想される理由は、主に3つあります。
1つずつ見ていきましょう。
1.圧倒的な知名度と人気
ロレックスは数ある時計メーカーの中で最も有名であり、知らない人がいないほどの圧倒的な知名度を誇ります。
「世界的に有名な時計ブランドといえば?」と聞かれたら、ロレックスと答える方が多いでしょう。
ロレックスの経営戦略として、富裕層向けの広告を打ち出したり、さまざまな業界のスポンサーになったりすることで、メディア露出の機会を増やし続けました。
世界から一目置かれる人が身に着けるものは、必然的に注目を浴びます。
次第に、一般層へは「成功者の証=ロレックス」のイメージが定着することとなりました。
結果として、現在の地位を確立することに成功したのです。
長きにわたって続くロレックスの人気は、簡単に覆るものではないため、今後も価値も下がりにくいと予想できます。
2.高い希少性
手に入れるのが難しいことも、ロレックスの価値が下がりにくい理由の1つです。
ロレックスは大量生産ではなく、流通数を制限しています。
定番モデルでも簡単に入手はできず、限定モデルともなればさらに入手が困難です。
需要が供給を上回っている状況のため、価値を下げることなく市場に出回っています。
3.時代に左右されないデザイン
いつの時代にもマッチする、普遍的なデザインが人気や価値を維持し続ける要因です。
現在と一世代前のモデルを比べてみても大きな差がないことから、それだけ磨き抜かれたデザインであることがわかります。
過度な装飾のない洗練された見た目は、世代や職業なども問わずに身に着けられるため、幅広い層から愛されるのでしょう。
ロレックスで10年後も値上がりを期待できそうなおすすめモデルを5つ解説!
価値が下がりにくいとされるロレックスですが、中でも今後も継続して期待できそうなモデルを5つご紹介します。
1.サブマリーナ
サブマリーナは、初の耐水性に特化した時計で、着用したままダイビングなどのマリンスポーツが楽しめます。
誕生当初は水深100mの耐水性でしたが、最新のサブマリーナは水深300mに耐えられるまでに進化を遂げました。
また、傷や紫外線、海水などの影響を受けにくい特徴を持っています。
耐水性や潜水時間を計測できる特徴的な目盛りの入った回転ベゼル、光る文字盤など、暗い水中での使用を前提としていますが、もちろんデイリー使いにもぴったりの時計です。
誕生から現在までデザインに大きな変化はありませんが、何度もマイナーチェンジを繰り返してきたため、バージョン違いなどの種類が多く存在します。
カレンダー機能がついた「サブマリーナ・デイト」、カレンダー機能なしの「サブマリーナ」などです。
2.デイトナ
デイトナは、文字盤に配置された3つのカウンターが特徴的なモデルです。
「キング・オブ・ロレックス」とも呼ばれ、現在ではロレックスを象徴するモデルになりました。
日本だけでなく海外でも人気が高いとされ、現在生産されているモデルよりも、生産が終了している1960〜70年代のヴィンテージモデルに人気が集中しています。
中でも、ハリウッド俳優であり、レーシングドライバーでもあったポール・ニューマンが着用したことでブームとなった、通称「ポールニューマン・ダイヤル」とも呼ばれる手巻きダイヤルのモデルです。
世界3大オークションハウスとして名をはせるフィリップスが開催したオークションで、数千万円から億を超える値がついたものも存在します。
市場価値は年々上がっているため、今後も期待できるでしょう。
3.デイトジャスト
文字盤の3時の位置にある小窓が特徴的な、ロレックスのロングセラーモデルです。
正式には、「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」と呼ばれます。
ロレックス3大発明でもある、日付が0時になると瞬時に切り替わる「デイトジャスト機構」が最大の特徴です。
ロレックス3大発明には他に「パーペチュアル(自動巻き機構)」と「オイスターケース(防水機構)」があり、全てが備わったデイトジャストはまさにロレックスの技術の集合体といっても過言ではないでしょう。
素材やダイヤル、サイズアップした「デイトジャストⅡ」など、他のモデルに比べてバリエーションが豊富にあります。
レディースモデルやボーイズモデルも発売されているため、ペアウォッチとしても楽しめる時計です。
4.GMTマスター
アメリカの航空会社「パン・アメリカ航空」からの要望で誕生した、異なるタイムゾーンを把握できるパイロット向けのモデルです。
1955〜99年頃まで販売された「GMTマスターⅠ」と、1982年から現在も販売されている「GMTマスターⅡ」があります。
GMTマスターが発売された1950年代は、海外への移動が盛んになり始めた時期です。
異なる場所の時間を把握できるGMTマスターは、海外旅行者にとって画期的な時計だったと言えます。
しかし、発売当初はサブマリーナやエクスプローラーほどの人気はありませんでした。
カラーやサイズなどのモデルチェンジを経て、高級感や実用性を両立したGMTマスターは幅広い層へ受け入れられるようになったのです。
人気モデルとなった今では、ヴィンテージモデルも注目されています。
5.エクスプローラー
「エクスプローラー=探検家」という名前が表すように、エクスプローラーは、世界初のエベレスト登頂に成功した遠征隊が着用していたオイスター パーペチュアル クロノメーターを元に誕生しました。
暑さや氷点下などの気温の変化、高い湿度などにも耐えられるよう設計された、まさに過酷な状況の中にいる探検家のための時計です。
耐久性に優れ、機能を厳選したシンプルなデザインは、ビジネスにもデイリーにも使いやすく、探検家だけではない幅広い層から支持されています。
日本国内でも、俳優やアイドル、タレントにも愛用している方が多い時計です。
さらに1971年には、日付表示の小窓と24時間表示機能が搭載された上位モデルの「エクスプローラーⅡ」も発売されました。
ロレックスの価値が下がってしまう場合はある?
ロレックスの価値が今後、絶対に下がらないとは言えません。
過去と現在を比べると、時計の購買意欲がある人口は着実に少なくなってきています。
時間を確認するだけであれば、スマホひとつで事足りるからです。
購買層が減れば、影響は少なからずあると予想されます。
ロレックスが生産数を増やすなど、需要と供給が逆転する状況になれば、価値が下がる可能性が出てくるでしょう。
景気や為替相場の影響も、価値に関係します。
その他、新しいモデルが発表されると、現行モデルの価値は下がりやすくなるでしょう。
ロレックスを比較的安く購入するのにおすすめの方法は?
ロレックスの購入で気になるのは、やはりお値段です。
高価格帯の商品を、比較的安く購入する方法をご紹介します。
ロレックス正規店で購入する
現在、中古市場ではロレックスの相場が高騰し、定価を超えるモデルもあります。
ロレックスの正規店は、定価で購入できるのが最大のメリットです。
しかし、正規店であっても品薄状態が続いているのは変わりません。
何度も足を運んだり、複数の店舗で在庫をチェックしたりする必要があるでしょう。
海外で購入する
「海外で購入すれば、もっとお得に購入できるかも」と考える方もいるかもしれません。
円相場によって、日本で買うよりも安く手に入る可能性はあります。
しかし、ロレックスは国による価格差が少ないブランドです。
加えて海外で20万円以上のショッピングをすると課税対象になるため、ロレックスも対象になるでしょう。
海外で購入する場合は、税金の手続きや為替レートなどを踏まえて検討する必要があります。
買取専門店で購入する
買取専門店で購入するのも、ロレックスを比較的安く購入できる方法の1つです。
高額なものもありますが、モデルによっては比較的安く購入できます。
同じ商品でも状態や付属品の有無で価格が変動するため、比較しながら検討してみましょう。
ロレックスはメンテナンスをすれば、中古品であっても長く愛用できる時計です。
ギャラリーレアでも、ロレックスを多数取り扱っています。
未使用品からランク分けされた中古品など、取扱い商品はさまざまです。
ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
10年後もロレックスの価値を下げないために行うべきことはある?
- 付属品を保管しておく
- 人気モデル・限定モデルを保有する
- 景気や為替、世界情勢をチェックする
いちばん簡単な方法は、購入時についてきた保証書や説明書、タグなどの付属品は捨てずに保管しておくことです。
ロレックスの価値は、付属品の有無によっても変わります。
化粧箱があればプラスになる可能性もあるので、一緒に保管しておくのがおすすめです。
また、人気モデルや限定モデルのロレックスを保有することもポイントになります。
国内外問わずに買える流通数の多いモデルよりも、人気モデルや限定モデルのほうが価値が高くなる傾向にあります。
そして、難易度は高いですが、景気や世界情勢をチェックすることも重要です。
今後を見通す目を養えば、いち早く変化を察知して価値が下がる前に売却するなどの行動に移せるようになるでしょう。
ロレックス10年後の価値についてまとめ
まとめ
- ロレックスの国内相場は、10年後も上がる可能性がある
- 安く購入するならロレックス正規店・海外・買取専門店がおすすめ
- ロレックスの価値を維持するには、付属品保管・保有モデルの厳選・景気や世界情勢をチェック
ロレックスの10年後の価値について解説しました。
現状では、今後も上がり続けると予想されます。
本記事でご紹介したモデル5つは、特に期待できるためおすすめです。
ギャラリーレアでは、おすすめモデルや正規店では手に入らない生産終了となったモデルなど、多数のロレックスをご用意しています。
きっとお気に入りの1本が見つかります。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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