高級時計ブランドの代名詞であり、現在までに多くの人々から憧れの視線を集めているロレックス。ロレックスの価値は年々上昇しているため、今では資産として保有するファンも増えています。
では、なぜロレックスは資産価値が高いと言われるのでしょうか。当サイトでは、ロレックスの価値が下がりにくい理由、資産として投資される理由や、より人気が高いモデルについて解説します。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
ロレックスの資産価値が高い理由を5つ解説
ロレックスの資産価値の高さには、主に5つの理由を挙げることができます。5つの理由について、解りやすく解説しました。
定価が上昇傾向にあるため
近年、ロレックスの定価は上昇傾向にあります。直近だと2020年1月、2021年8月に続き、2022年には1月と9月の2回、2023年にも1月と9月に値上げを行いました。そして2024年にも、1月と6月にすでに値上げが行われています。
値上げにより150万円を超えたモデルもあり、「定価では買えない時計」と語られることも増えました。
値上げの理由はいくつかありますが、ひとつは人件費や原材料費の高騰です。ロレックスの時計には、ステンレスや金などの金属を使用するため、これらの材料が値上がりすれば、必然的にロレックスの定価も値上がりすることになります。近年は金がかなり値上がりしているため、定価上昇に影響せざるを得ないでしょう。
もうひとつの理由は、2020年初頭より世界に広がった新型コロナウイルスの影響です。コロナ禍の影響により世界中の都市でロックダウンが行われ、日本でも緊急事態宣言が発令されました。工場でも生産が止まったため、パーツの不足が相次ぐ事態に。人手の確保も難しくなったため、人件費や材料費がさらに上昇しています。
3つめの理由は、日本で長引いている円安の影響です。ロレックスはスイスの施設で製造されるため、円安になれば定価も値上がりします。
このような複合的な要素から、ロレックスの値上げが続いています。今後も値上げが続く可能性があるため、駆け込みで購入するファンの姿も見られます。
優れた品質や技術を持っていて質が高い
ロレックスは、その品質の高さが強く支持されています。ロレックスに使用されているステンレスは、抜群の強度と腐食への強さを誇る904Lステンレス「オイスタースチール」。このステンレスを時計に使用しているのは、唯一ロレックスのみです。ハイブランドの権威を持って、オイスタースチールの使用を可能にしました。
インデックスや針にはゴールドを使用するこだわりもあり、ゴージャスで品質が良い製品づくりに力を惜しみません。また、1926年には腕時計用の防水ケース(オイスターケース)を世界で初めて考案し、特許の取得にも成功。このような技術への探求心が、常に比類なき性能の時計を生み出すことにつながっています。
どんなに優れたブランドでも、その品質の良さを守らなければ、伝統を受け継いでいくことはできません。ロレックスは時計のデザインだけでなく、品質の高さでも常に挑戦を忘れないブランドです。その魂が、長く愛されるロレックスのブランドを支えていると言えるでしょう。
需要が供給を上回っている
ロレックスは常に需要が供給を上回る状態が続いています。ロレックスはスイスにある4カ所の施設で、9,000人のスタッフが製造。設計から製造・検査まで、すべてをロレックス内で実施しており、徹底したこだわりのもとで製造を行っています。時計に設置する宝石のために宝石の研究所を設け、セッティングの専門家もいるほどです。
1本ずつ手作りをする作業の手間と丁寧さからも、大量生産をすることはできません。一方で、ロレックスを求める顧客は世界中にいます。このため、常に需要が供給を上回る状態が続いているのです。
時計の市場は比較的高値で安定しているから
ロレックスは安定して高い価値を維持しているブランドですが、その理由として、「中古アイテムの価格が高騰しやすい」という点があります。旧モデルが生産終了になると店頭に並ばなくなり、希少価値が高まります。このため、中古市場のアイテムが注目され、価格も高騰する傾向があります。
つまり、現在持っているロレックスの価値は、モデルの生産終了後にさらに高くなる可能性があるということです。このため、「高値で安定しているブランド」として、投資に利用するファンも増えています。
近年は「有望な投資が見込める」という意味から、「ロレックス投資」という言葉も誕生しました。長期に渡り資産価値を維持できる見込みがあるからこそでしょう。
歴史が長くブランドイメージがある
ロレックスの資産価値を高めている理由のひとつに、ブランドのネームバリューがあります。ロレックスは1905年の創業以来、確かな品質とデザイン性の高さを追求してきました。長い歴史の中で、こだわりと技術を惜しみなく積み込んだロレックスは、名前を聞くだけで誰もが高級時計を思い浮かべるほどのブランド力があります。
誰もが憧れ、誰もがその品質の高さを認めるモノづくりを続けてきたからこそ、ロレックスが培ったブランド力です。多くの人が認める質の高さとネームバリューがあるからこそ、ロレックスの資産価値は下がりにくいのです。
ロレックスの資産価値が高いモデルTOP5
ロレックスの中でも、特に資産価値が高いモデル5つを紹介します。
デイトナ
参考定価(2024年現在):コスモグラフデイトナ プラチナ リファレンス 10,922,300円
ロレックスのモデルの中でも屈指の人気を持ち、ブランドの象徴とも言える「デイトナ」。文字盤に見える3つの積算計はデイトナの象徴であり、ロレックス屈指の気品と迫力を兼ね備えたモデルです。腕につけたときの存在感は、ロレックスのイメージそのもの。その美しさから、ロレックスと言えばデイトナを思い浮かべる人は多いでしょう。
ロレックスの時計で唯一のクロノグラフ(ストップウォッチ機能)搭載モデルであり、スポーツ選手から人気があるモデルでもあります。防水性にも優れているため、あらゆる活動の良きお供になるはず。人気モデルだけにデザイン展開も豊富であり、ファンの注目を集めやすい点も人気のポイントです。
デイトナは厳しい品質の管理と機構の複雑さから、高い需要に対し供給が追い付かないモデルでもあります。その希少性は、正規店でも見ることができない場合があるほど。お目当てのデイトナを一目見るために、正規店に通う「ロレックスマラソン」が起きるほど、高い人気を得ているモデルです。
現行モデルだけではなく、廃盤となった旧モデルの人気も高く、特に60~70年代に作られたモデルは高い支持を集めています。
エクスプローラー
参考定価(2024年現在):エクスプローラー36 オイスタースチール&イエローゴールド
1,762,200円
「エクスプローラー」はエベレスト登頂を成功させた冒険家に敬意を払い、1953年に誕生した腕時計です。
1930年代、人々はエベレストへの憧れを胸に登頂にチャレンジしました。その際に活躍したのが、ロレックスの時計「オイスター」です。エベレスト登頂が成功した後、ロレックスは登山家の証言をもとに設計した「エクスプローラー」を発表。高所登山の極限状態にも耐えるケースの頑丈さ、読みやすいダイヤルなどが大きな特徴です。
1971年には、日付の表示と昼夜の区別をつけられる「エクスプローラーⅡ」を発表。24時間針と24時間目盛りの固定ベゼルが装着され、洞窟などの太陽の光が当たらない場所でも時間の確認を可能にしました。火山や極地への探検にも耐えうる丈夫な時計として、現在まで活躍しています。
常に斬新なデザインを模索するイメージのあるロレックスですが、エクスプローラーについては直径36ミリ、40ミリとオリジナルのサイズを踏襲。3・6・9の数字を配したデザインも変わっていません。シンプルなデザインの中に、探検家への変わらないリスペクトを感じることができます。
GMTマスター
参考定価(2024年現在):GMTマスターⅡ 40ミリ イエローゴールド リファレンス 5,822,300円
GMTマスターは、1955年にパン・アメリカン航空の国際パイロットのために製作された時計です。世界中で旅客機を操縦するパイロットは、出発地と到着地の2つの時刻を把握する必要がありました。そこで開発されたのが、2つの時刻を同時に表示できる「GMTマスター」です。
その後、ロレックスは1982年に後継機種とされる「GMTマスターⅡ」を発売。GMTマスターⅡでは、さらに第3の国の時間が表示可能になりました。GMTマスターⅡでは、短針で第1の国、GMT針と呼ばれる2つめの針で第2の国、そしてベゼルを使用して第3の国の時間が表示可能です。
世界中を旅するビジネスマンにとって実用性が高いことに加え、そのデザイン性の高さが人気を呼び、ロレックスの人気モデルとなっています。また、耐久性が強く傷がつきにくいため、日常でも使用しやすい点も人気です。「傷がつかないように」と気を使いすぎることがありません。
特に青×黒ベゼルのモデルは傷に強いこと、スタイリッシュな見た目の美しさから非常に人気。中古市場では高い査定額が期待できるモデルとなっています。
ヨットマスター
参考定価(2024年現在):ヨットマスター42 イエローゴールド リファレンス 4,370,300円
ヨットマスターは、1992年にリゾート地でクルーザーやヨットを楽しむセレブのために作られた時計です。富裕層向けの上位モデルとして発売されたため、ロレックスの象徴でもあるステンレスのみのモデルが無く、プラチナやイエローゴールドを使用している点が特徴。また、マリンスポーツに相応しく100メートル防水機能を搭載しています。
そのラグジュアリーな見た目が人気を集めるヨットマスターですが、特に人気を集めているのが「ロレジウム」という素材を使用したモデルです。ロレジウムは、オイスタースチールとプラチナを組み合わせた素材であり、ヨットマスターのみに使用されます。
ロレジウムを使用したモデルは、スポーツを楽しむモデルに相応しく、スポーティーでスタイリッシュな見た目が特徴。富裕層が使用することを想定し、ロレックスらしいエレガントさがあるところも、ファンの人気が集まっています。
サブマリーナ
参考定価(2024年現在):サブマリーナ デイト 41ミリ ホワイトゴールド リファレンス
6,282,100円
サブマリーナは、1953年に誕生したロレックス初のダイバーズウォッチです。一般的な時計と違い水に強く、水中でも正確に時間を刻みます。初代モデルは100メートルの防水機能でしたが、現在は改良を重ね300メートル防水機能となっています。
サブマリーナの大きな特徴は、潜水可能時間を測定できる回転ベゼルを搭載したことでしょう。潜水可能時間とは、ダイバーが水中で活動できる時間のこと。プロのダイバーにとって、潜水可能時間を把握することは非常に重要なことです。それは即ち、「酸素ボンベがあとどのくらい使用できるか」に等しいためです。
このため、正確な潜水時間を刻むために、サブマリーナのベゼルには逆回転防止機能が用いられました。ベゼルは反時計回りにのみ回転でき、時計回りには動かすことができません。この点は、他のモデルとの大きな違いになるでしょう。
なお、逆回転防止機能がついたモデルは第2モデルとされるRef.16800より。それ以前のモデルにはついていません。
サブマリーナはデイト(日付)機能付きとノンデイトの両方から選ぶことができる点も特徴です。また、初代からデザインに大きな変更を施さないまま、機能性をアップさせているところも人気を集めています。
ロレックスは資産運用に最適?投資のコツは?
資産投資に向いている高級時計と言われ、「ロレックス投資」という言葉も生まれるほどのロレックス。具体的な投資のコツについて解説しました。
人気のあるモデルやレアなモデルから選ぶ
ロレックスに投資するなら、人気があるモデルやレアモデルを手に入れることをおすすめします。基本的には、オイスタースチール製のスポーツモデルが人気。スポーツモデルは機能性が高く、スポーティーなデザインのものが多いため、長期的に人気を維持しやすい点が特徴です。
レアモデルは、希少価値が高くなかなか手に入れることが難しいモデルを指します。例えば「デイトナ6263」は、1970年から1988年にかけて製造されたヴィンテージモデルですが、1,000万円近い値段がつくことも。
「エクスプローラー1016」は、中古であっても300万円の価格になることもあります。このように、レア度が高いモデルは後に価値が高くなることもあるため、チェックしておくことをおすすめします。
付属品を揃えて大切に保管する
ロレックスを購入したときに付く付属品は大切に保管しましょう。特に重要になるのがギャランティーカードです。ギャランティカードは製品が正規に購入されたものであることや、保証の有無を証明するものとなるため、付属品の中でも非常に重要です。
すべての付属品を揃えて、湿気がこもらないところに保管してください。
偽物に注意する
正規店以外で購入する場合は、偽物を買ってしまわないように気を付けてください。ギャランディカードが本物でも、肝心の時計が偽物ということもあります。偽物を間違って購入しないためにも、正規店か信用のおけるブランドリユース店での購入をおすすめします。
また、自分で見る目を養う工夫も必要です。正規品のロレックスの中には、本体に製造番号などがある場合もあります。事前に購入予定のロレックスについて調べておくことも、偽物購入を防ぐためには重要です。
売却するタイミングを見誤らない
ロレックス投資で利益を得るためには、適切なタイミングで売却をすることが必要です。つまり、時計の価値が高くなるタイミングを見極めなければなりません。
例えば、人気が高い新しいモデルは非常に需要が高いでしょう。しかし、店頭で購入できないファンも数多く存在します。このため、手に入れたタイミングですぐに売却をすれば、高く売れる可能性が高くなります。「多少高いお金を出しても、早く新型モデルが欲しい」というファンがいるためです。
長期的な資産として考える場合には、市場の動きをしっかりと見極める必要があります。市場でどのモデルが人気なのかを把握し、タイミングを見計らって売ることで、高額の査定額が期待できるでしょう。販売価格が上がっても、査定額は下がるケースもあるため、日頃から細かい調査をしておくことをおすすめします。
また、モデルが終了した直後も買取査定額がアップしやすいです。ロレックスは基本的に復刻を行わないため、旧モデルの生産が終了すると希少価値が上がります。「もう手に入らない」と言われると、欲しくなるのが人間というもの。旧モデルを探すファンが増えるため、高い査定額がつきやすくなります。
ロレックスの人気は景気の状態にも左右されるため、市場にアンテナを張る癖をつけておきましょう。また、ロレックスは海外の製品であるため、円安のときに売ることをおすすめします。
信頼できる買取業者や店舗で売る
ロレックスを売るときは、必ずブランドに詳しい買取スタッフがいるブランド買取店を選びましょう。ロレックスの価値は景気やデフレの状態によっても変動するため、買取には市場の研究や専門知識が必要です。モデルの中には、SNSなどの影響から値上がりするものもあるため、日頃からアンテナを張らなければなりません。
小さな変動も見逃さず、相場を査定に反映させてくれるブランド買取店との出会いは、ロレックス投資をより充実したものにするためのカギになるでしょう。
ギャラリーレア 買取公式サイトでは、専門の知識を持つ熟練の買取スタッフが商品を見極め、市場での需要を反映させた査定を行います。創業から40年の間に培った精密な市場調査能力を発揮し、商品の価値に相応しい査定額を提案します。
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質が良い中古モデルのみを取り扱うこと、希少価値が高いモデルも販売されていることから、「これからロレックス投資を始めたい」という方にもおすすめのブランドリユース店です。
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ロレックスの資産価値についてまとめ
まとめ
- ロレックスの資産価値は高く「ロレックス投資」という言葉も生まれるほど
- 投資をするなら人気のモデルを手に入れることや市場調査が必要
- 市場での価値をしっかりと見極めてくれるブランド買取店との出会いが重要
ロレックスの人気と価値は年々高まっており、投資用の資産として保有する人も増えています。「ロレックス投資」という言葉が誕生したことからも、投資目的でのロレックス購入が増えていることが窺えるでしょう。
しかし、資産としてロレックスを持つ場合には、人気モデルの精査やしっかりとした市場調査が必要です。特に長期的な資産として保有する場合には、日頃から市場にアンテナを張っておくことをおすすめします。
また、大切なロレックスを少しでも高く査定してもらうためには、信用できるブランド買取店との出会いが必要になるでしょう。市場調査に長けていて、ブランドの価値をしっかりと見極められる買取スタッフとの出会いは、ロレックス投資をより充実したものにしてくれます。ぜひ、頼れるブランド買取店探しを始めてみてください。
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