1905年に創業した、世界的な時計メーカー「ロレックス」。
創業当初、ロレックスは小型の置時計を発売していましたが、1926年に世界初の防水腕時計を発表。
1931年には世界初の自動巻き腕時計を発売し、時計メーカーとして不動の地位を確立しました。
そんなロレックスの中で最も人気が高いのが、「デイトナ」です。
デイトナは1963年に登場した腕時計で、発売から60年以上に渡り愛され続けているモデルです。
デイトナはデザイン性だけでなく、耐久性・防水性・機能性など実用面でも高く評価され、世界中の男性たちを魅了してやみません。
しかしロレックスのデイトナは非常に希少性が高く、正規店での入手は困難といわれています。
そこで今回は、ロレックスのデイトナが買えない理由や、特に入手が難しいモデルについて解説。
ロレックスのデイトナの購入方法についても詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
ロレックスのデイトナが買えない理由とは?
ここからは、ロレックスのデイトナが買えない理由について解説していきます。
3つのポイントに分けているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
1 人気が高く品薄状態が続いているから
ロレックスのデイトナは、日本のみならず世界中で人気の高いアイテムです。
ロレックスのデイトナはステータス性が高く、価値も下がりにくいことから、実物資産としても需要があります。
またオートメーションで腕時計を生産するメーカーも多い中、ロレックスのデイトナは職人が手作業で一つひとつ製作しているのが特徴。
さらに、組み立てられたロレックスのデイトナは、動作性や耐久性を時間をかけて精査されます。
このようにロレックスのデイトナは完成までに時間がかかるため、大量に生産することができません。
実際に、日本のロレックスの実店舗にデイトナが入荷するのは1か月で1~2本程度だといわれています。
需要に対して供給が追い付いていないため、ロレックスのデイトナを実店舗で購入するのは非常に難しい、という状況が今後も続いていくでしょう。
2 価格が高騰し定価で買えなくなっている
ロレックスのデイトナは正規店で購入することはほとんできないため、中古市場では活発な取引が行われています。
中古品は定価よりも安く購入できるのが一般的ですが、ロレックスのデイトナは定価で購入できることはほとんどありません。
中古品であってもあまりの人気の高さから価格が高騰しており、定価の2~3倍の価格で取引されることも。
入手困難なモデルであるほど、例え価格が高くても購入したいという方が多いため、ロレックスのデイトナは価格が高騰し続けています。
3 転売目的を防止するための購入制限がある
ロレックスのデイトナは中古市場でも高額で取引されるため、転売目的での買い占めが後を絶ちません。
ただでさえ少ないロレックスのデイトナが買い占められてしまい、購入したい方へ商品が行き届かない、という状況が続いています。
そこで転売対策の一環として、国内のロレックス販売正規店は2019年11月から購入制限を設けることとなりました。
具体的な条件はいくつかありますが、最も重要なのはロレックスのデイトナの対象モデルを正規店で購入すると、同一モデルは5年間購入できないということ。
また同一モデルでなくても、対象のモデルは1年以内に購入することができません。
これらの購入制限により不用意な買い占めが抑制されるようになりましたが、同時に複数のロレックスのデイトナを買うことはできなくなりました。
なお購入者の情報はロレックスの全店舗で情報が共有されるため、他の店舗に行ったとしても、購入はできないので注意しましょう。
デイトナが買えないときにやってはいけないことはある?
ロレックスのデイトナの価格は高騰し続けており、正規店でしか定価で購入することができません。
またロレックスのデイトナは公式通販サイトでの販売は行われていないため、全国各地にある実店舗を訪れる必要があります。
ただし、正規店でロレックスのデイトナの在庫があるかどうかは誰にも分からないため、何度通っても巡り会えないことも。
ロレックスのデイトナが買えないときに絶対にやってはいけないのが、販売員に高圧的な態度をとることです。
在庫がないからといって販売員にいらだちをぶつけたり文句を言ったりすると、要注意人物とみなされてしまい商品を出してもらえなくなってしまいます。
悪質な場合はロレックスの全店舗で情報を共有され、入店そのものを拒否されてしまう可能性もあるので注意しましょう。
また、ロレックスのデイトナであれば何でもいいというスタンスで実店舗へ行くと、転売を疑われてしまうこともあります。
ロレックスのデイトナはどれも魅力的なモデルばかりでつい迷ってしまいますが、希望モデルはなるべく1つに絞っておきましょう。
手に入れるのが難しいロレックスデイトナの人気モデル
ロレックスのデイトナの中で、特に入手するのが難しいモデルを3つご紹介しましょう。
コスモグラフ・デイトナ
まずは「コスモグラフ デイトナ」。
1963年に発売されたコスモグラフ デイトナは、元々はカーレーサー向けに開発されたモデルです。
ロレックス唯一のクロノグラフ機能を搭載し、時間の経過や平均速度を計測できるのが特徴。
スポーティーでありながらスタイリッシュなルックスで、ロレックスの中でも圧倒的な人気を誇ります。
サブマリーナ デイト
綴いては「サブマリーナ デイト」。
サブマリーナ― デイトは1953年に発売された世界初のダイバーズウォッチに、カレンダー機能を搭載したモデルです。
現行モデルでは水深300mまで耐えうる防水性と、高い耐久性を備えているのが特徴。
実用性が高くシンプルなデザインで、TPOを問わずに使える腕時計として世界中から愛されています。
GMTマスターⅡ
最後にご紹介するのが「GMTマスターⅡ」です。
世界初のパイロットウォッチとして発売されたGMTマスターの上位シリーズで、3か国の時間を表示できるのが特徴。
シンプルなブラックのベゼルのほか、ブルーとレッドやブラックとレッドなど、個性的なツートンカラーが目を引き、デザイン性の高さからも人気を博しています。
ロレックスのデイトナの購入方法とは?
ロレックスのデイトナは、実店舗に問い合わせても在庫を教えてくれることはありません。
ロレックスのデイトナの在庫を確認するためには、直接実店舗に訪れる必要があります。
とはいえ実店舗に在庫があることは非常にまれで、希望のモデルに巡り会うためには、何度も実店舗に通い続けなければなりません。
また以前は、ロレックスのデイトナの在庫確認はクレジットカードのコンシェルジュサービスが有効、という情報もありました。
コンシェルジュサービスとは、クレジットカードのランクがプラチナ以上の会員を対象に、購入の難しい商品の手配などを行うサービスのこと。
しかし、ロレックスのデイトナは在庫があまりにも少ないので、コンシェルジュサービスを使っても購入できる可能性は非常に低いです。
どうしてもロレックスのデイトナを入手したい方は、中古品を検討するのもおすすめ。
定価で購入するのは難しいですが、希望するモデルを確実に手に入れたい方は、ブランドリユース店をチェックしてみても良いでしょう。
ロレックスのデイトナが買えない理由についてまとめ
まとめ
- ロレックスのデイトナは需要に対して供給が追い付いておらず、購入が難しい
- ロレックスのデイトナを定価で購入するなら、正規店に何度も通う
- ロレックスのデイトナがどうしても欲しい方は、中古も検討する
今回は、ロレックスのデイトナが買えない理由や入手方法などを解説しました。
ロレックスのデイトナは唯一無二の存在感と機能性を兼ね備えた、最も有名な高級腕時計の一つです。
きちんとしたメンテナンスを行えば長く使えるうえ、傷や汚れにも強いため経年による劣化が見られにくいのも魅力。
ロレックスのデイトナは希少性が高く、定価で購入する場合は実店舗に何度も通う必要がありますが、購入時の喜びはひとしおでしょう。
ロレックスのデイトナをすぐに手に入れたい方は、中古品も検討してみてくださいね。
■関連商品はこちら
ロレックス デイトナ 一覧
ロレックス サブマリーナー一覧
ロレックス GMTマスター 一覧
タイムゾーン店舗&オンラインストアご案内