ロレックスは1905年にロンドンの時計専門業者から創業し、100年以上にわたり高精度の小型ムーブメントを搭載した時計を数多く生み出してきました。その中でも、カーレーサーの要望に応えて開発されたデイトナは非常に人気があり、正規店で手に入れるのが難しいモデルの一つです。
しかし、一部の方々からデイトナが「ダサい!」との声も聞かれます。この記事では、デイトナがなぜダサいとされるのかを探りつつ、好印象を持たれるようなモデルの選び方について詳しく解説します。自分らしく、自信をもってデイトナを楽しむためのポイントをお伝えしますので、ぜひご一読ください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」で常務執行役員として勤務。高級時計、宝石の査定を得意とし、業界で15年以上の豊富な経験を持つ。
現在は「お客様にとっての特別な企業になる」という信念と共に、国内11の店舗を統括している。
目次
ロレックスのデイトナがダサいと言われる理由とは?
ロレックスはその長い歴史のなかで技術力や品質のレベルを高く保ちながら、絶えず挑戦し続ける会社です。しかし、非常に魅力的な存在であるからこそ、一部の腕時計ユーザーの方々からネガティブな声が聞かれることがあります。
ここでは、ロレックスのデイトナがなぜ「ダサい!」と言われるのかについて探っていきます。
おじさんが使っているイメージがあるから
「ダサい!」とされる理由の1つは、おじさんが使っているイメージがあることです。ロレックスは安くても100万円以上もするため、就職して10年もしない20代の方が購入するのは難しいと予想されます。
その結果、ロレックスを購入する層は資金的にゆとりのある世代が中心となるのは自然な流れでしょう。特に50代の方々は若いころにバブル期を経験しており、当時思い切ってロレックスを購入した方が現在まで大切に使っていることも考えられます。
こうした事情から、デイトナを含むロレックスがミドルやシニア世代に愛用されていることが、おじさんのイメージが拭い去りにくい理由として挙げられます。
時代遅れのイメージがあるから
100年以上の歴史を有するロレックスは昔から変わらぬ人気を誇り、その価値はますます高まっています。しかし、変化や進化のスピードが速い現代において、若者たちが昔ながらの変わらない価値観が「ダサい」を感じることもあるでしょう。
特にApple Watchなどが代表するように、時代はデジタルに向かっています。デジタル時計はAIとスムーズに連携しながら、メールやLINEの受信、健康管理など、日常の生活に不可欠なツールとなっています。生まれたときからデジタル機器と共に育ち、それに慣れ親しんだ若者たちは、機械式腕時計に対して「時代遅れ」だと感じるのは理解できることかもしれません。
一部のモデルのイメージが悪いから
ロレックスは広く支持されていますが、一部の中高年の方たちからは「金無垢」や「ロレゾール(コンビ)」のモデルに対して「ダサい!」というイメージがあります。
金を使用した「金無垢」は華やかできらびやかな印象を与えますが、一部の愛用者は「アピールが強すぎてダサい」と感じているようです。また、ゴールドとスチールを組み合わせた「ロレゾール(コンビ)」については「ゴールドの輝きがかえって目立つ」といった印象をもつ方もいます。
シンプルで洗練されたデザインを好む方々は、アピール度が高い金無垢を避け、特にデイトナの中でもゴールドを控えたモデルを好む傾向があります。
ロレックスのデイトナがダサいという声はある?評価や口コミを検証
検索サイトでロレックスと検索した場合、「ダサい」というワードがヒットしてしまうこともあります。「ロレックスを身につけたいけれど人からダサいと思われないか」と心配する方々も少なくないでしょう。
X(旧Twitter)で調べたところ下記のような口コミが掲載されていました。
寝巻き。
嫁ちゃんにクソダサいと言われました。
おやすみなさい。#デイトナ #ロレックス #デイトナマラソン pic.twitter.com/fdutKGJz8l
— デイトナマラソン21年4月-21年6月 (@deitona20210408) July 20, 2021
ロレックス、デイトナレインボー試着してしまった。
ダサいの一言やったw— まきを (@makiwo0129) October 19, 2021
俺もロレックス借りたことあるけど、欲しいと思わないな。
デイトナもサブマリーナもつけたけど、
「ROLEXはみんな持ってるから超ダサいブランドだよー。恥ずかしいよー。みんなが直ぐに分からないような高級時計をつける事が真の富裕層がやるオシャレだよー。」としか思わなかったな。 https://t.co/gzyWSKqYFP— SOU🫡 (@soudemarspiguet) December 28, 2023
奥様から「ダサい」と言われてしまったり、試着してみたところご自身が見てもダサいと思ってしまったりする場合があるようです。また、皆が憧れるデイトナであるからこそ、ダサいブランドだと定義づけている方もいます。この方は、周囲から見てすぐにロレックスと識別できないような時計を装着することが「カッコいい」と感じているようですね。口コミから浮かび上がるのは「あからさまなアピールがダサい」という傾向です。
そこで、ロレックスのデイトナがダサくならないポイントについて、以下のようにまとめてみました。
- すぐにわからないような高級時計を付ける
- 装着のタイミングや状況を見極める
- ゴールドが強調されるモデルは避ける
重要なシチュエーションで「自信をもって装着できる」と思えば、デイトナはあなたのモチベーションに良い影響を与えるでしょう。ゴールドが施されているモデルであっても、派手さが感じられないものであれば装着の機会を増やせそうです。
デイトナは流行り廃りがなく、幅広いシーンで愛用できることも魅力です。また、ロレックスは厳しい検査と熟練職人の手で作られており、大量生産が難しく、資産価値も高まっています。
最終的には、世間の評価よりも自分の好みやライフスタイルに合ったモデルを選ぶことが重要です。どのようなモデルであれば自信を持ってデイトナを身につけられるかを考慮しましょう。
ロレックスのデイトナの人気モデル5選
ここでは、ロレックスのデイトナから人気モデルを5つピックアップして紹介します。いずれもギャラリーレア公式通販サイトで購入できるモデルで、あからさまなゴールド感を印象づけません。
自然にモチベ―ションを高めたり自信をもったりできるモデルであり、装着することであなたの魅力を引き出してくれるでしょう。気に入ったモデルがあれば、公式サイトで詳細をぜひご確認ください。
デイトナ 116500LN
デイトナ116500LNは、デイトナの歴史においてセラクロムベゼルを初めて採用したモデルともいわれます。セラクロムベゼルとはセラミックをベースにしたロレックス独自の素材を指し、傷や腐食に強く色あせを軽減する特長があります。長く愛用できるロレックス時計のさらなる耐久性を高める素材です。
ちなみにLNとはLunette Noirの頭文字を指します。フランス語で黒いベゼルという意味だそうです。ベゼルだけでなくインダイヤルもブラックになっているため、渋さを加味したい男性や、よりスポーティな印象を与えたい方々に最適なモデルと考えられます。
総じてデイトナ116500LNは、そのスポーティかつ洗練されたデザインにより「おじさん」や「時代遅れ」といったダサい側面を払しょくできるモデルと考えられます。
デイトナ メテオライト 116509
こちらは文字盤カラーに特徴があり、「メテオライト」が際立つ魅力的なモデルです。「メテオライト」とは隕石を指し、網目状の模様である「ウィドマンシュテッテン」と呼ばれる構造を備えています。この構造は宇宙で100万年以上の歳月をかけて形成され、地球上では再現不可能とされる特殊なものです。その凹凸や光沢、模様がまさに世界にひとつだけの腕時計を創り出しています。
その文字盤は世界に一つだけの独自性を放っており、さりげなくおしゃれで洗練された印象を与えることでしょう。ホワイトゴールドに映える赤い秒針もさらに魅力を引き立てます。
こちらのデイトナはまさに科学と芸術の融合、高級感が調和したモデルです。さりげなく装着できるデザイン性を兼ね備えており、身につけるたびに特別な感覚を味わえるでしょう。
デイトナ 116515LN
デイトナ116515LNは、美しいピンクゴールドが際立つ魅力的なモデルです。セラクロムを使用した傷に強いベゼルと、エバーローズゴールドで仕上げられたケース素材が特徴で、その高級感は一目で分かります。エバーローズゴールドは金無垢素材の中でも特にエレガントで、このモデルではその美しさが際立っています。
金無垢素材に憧れてはいても、実際に身につけるのは何となく気が進まない方におすすめの1品です。デイトナの象徴的なデザインに、エバーローズゴールドが与えるさりげなくも上品な光沢が魅力的です。大人の男性が装着した際には、その柔らかいローズの輝きに女性の心も魅了されることでしょう。
デイトナ V番 116520
デイトナ116520は、スポーツウォッチとしてスタイリッシュな印象をアピールしたい方におすすめの1品です。黒文字盤がスマートな印象を与え、多様なスタイルやシチュエーションにマッチする使い勝手の良さが高く評価されています。また、いかにもロレックスといった印象を軽減することでしょう。
このモデルは、2000年から2016年ごろまでに生産されたもので、自動巻ムーブメントには初めてCal.4130が搭載され、その後継モデルであるデイトナ116500LNにも引き継がれています。
特に注目すべきは、ガラス面の周囲にあるメモリ付きベゼルです。速度を計測できるベゼルは、デイトナがモータースポーツの歴史から生まれたモデルであることを物語っています。ベゼル活用の有無にかかわらず、デイトナの意味にこだわりたい方にとって、そのデザイン性はさりげなくも強烈に感じられる逸品といえるでしょう。
デイトナ アイスブルー 116506
デイトナ116506には自動巻ムーブメントCal.4130が搭載され、高性能な仕様がそのまま受け継がれています。放射状に光を放つアイスブルーの文字盤が特徴的なモデルです。ベゼルやスモールダイヤルの色も統一され、全体的なバランスが良いカラーコーディネートを演出しています。
手にしたときの重さを感じさせないほどのデザイン性が、ロレックスと一目で認識されない特長といえるでしょう。ロレックスの金無垢やロレゾールに対してダサい!と思う方々も、こちらの淡いブルーの文字盤にスタイリッシュな印象をもつと予想されます。アイスブルーのデイトナは、ロレックスを愛しつつも独自性を大切にしたいユーザーにとって人気の商品となっています。
ロレックスのデイトナはダサいについてまとめ
まとめ
- デイトナが「ダサい!」と言われる理由は「おじさん」「時代遅れ」「派手」といったイメージがあるため
- 一部の声として「ダサい!」といったワードは挙げられるが、すべてではない
- 金無垢やロレゾール以外のモデルを使うことで「ダサい!」と言われる可能性を低減できる
- おすすめのデイトナを参考にすれば、自分の好みやライフスタイルに合うモデルを探せる
ロレックスのデイトナに対して「ダサい!」と言う方々がいるのは確かです。その理由を探ると、上記のようなイメージが根強い背景がありますが、そうしたイメージを減らすポイントはいくつかあります。たとえば今回のご紹介したモデルを参考にして、きらびやかすぎる印象を取り除けそうなアイテムを探してみてはいかがでしょうか。
あなたの価値観やスタイルに合い、自信をもって装着できるデイトナは存在します。もちろん、金無垢やロレゾールモデルがご自身に最適だと感じれば、ほかの人の声を気にせず堂々と身につけましょう。
ギャラリーレアの公式通販サイトでは、さまざまなデイトナモデルをご案内しております。気になるデイトナをございましたら、ぜひチェックしてみてください。また、ご質問につきましても丁寧に対応いたしますので、お気軽にお問合せください。
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