「念願のヴィトン製品を購入したけれど、独特な臭いが取れない…」
「愛用のヴィトン製品から、不快な臭いがするようになってしまった…」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
せっかくの素敵なヴィトン製品を、臭いが原因で気持ちよく使うことができないのはもったいないですよね。
そこで今回は、ヴィトン製品の臭いの取り方や、臭いの原因・対策を徹底的に解説していきます。
付着してしまった臭いを取り除くほか、臭いの原因や予防法を知ることで対策に繋げることもできるため、ヴィトン製品の臭いでお困りの方は是非参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
ヴィトンの製品が臭ってしまう原因とは？
- ヴィトンの製品が持つ独特な臭い
- カビや汗などの不快な臭い
- タバコや香水などの付着した臭い
ヴィトンの製品が臭ってしまう主な原因として、上記が挙げられます。
製品自体が持つ臭いの他に、カビや汗・タバコや香水など、誤った保管や使用を続けたことにより臭いを発生させてしまうこともあります。
ここでは臭いの原因を詳しく解説していきます。
ヴィトンの製品が持つ独特な臭い
ヴィトン製品はどれも素材にこだわって作られていますが、その素材自体が持つ独特の臭いが、不快に感じられる場合もあるようです。
ヴィトン製品に使用される代表的な素材は、上質な革です。革本来の臭いや、皮から革へ加工する際、耐久性を高める等の目的で使われる薬品の臭いが、新品の製品からは特に強く感じられてしまいます。
こうした臭いは、使用を重ねていくうちに、時間の経過と共に自然と薄れていきます。しかしどうしても耐えられないほどの強い臭いがある場合は、臭いを抑えるための手入れをしてみるのも一つの手です。
カビや汗などの不快な臭い
革製品はカビ等の菌が繁殖しやすく、また汗等の水分を吸収しやすいため、これらが臭いの原因となる場合もあります。
革製品は湿気に弱いため、湿度の高い場所で長期間保管すると、カビが発生し特有の臭いを発生させてしまいます。
ヴィトン製品を大切に長く使用したいからと、購入時に付属する箱や袋に入れたまま保管してしまうと、むしろ風通しが悪くカビの繁殖を進める環境を作ってしまうため、要注意です。
また、革製品は水分を吸収しやすいため、汗等の水で濡れた状態も臭いの原因となります。
特にヴィトンにはバッグや財布など手に持つ製品が多いため、付着した手汗を吸収してしまう可能性も非常に高いです。
直接肌に触れる機会が多い製品は、汗が付いたまま放置してしまわないよう注意してください。
タバコや香水などの付着した臭い
ヴィトン製品に多く使用されている革は、タバコや香水の臭いも付着しやすい性質があります。
タバコの煙や香水に含まれる成分は革の表面に付着しやすく、これを放置することで臭いの原因となってしまいます。
タバコの煙の成分は素材の奥深くにまで入り込んだり、香水の成分は香りを長時間持続させたりします。一度染み付いてしまうとなかなか取ることもできないため、臭いを付着させてしまわないような注意も必要です。
ヴィトン製品についた臭いの取り方とは？
ヴィトン製品に臭いがついてしまっても、適切な方法で対処すれば、臭いを取り除くことができます。
愛用のヴィトン製品の臭いが取れずに困っていた方は、今からご紹介する方法を是非参考にしてみてください。
なお、それぞれの方法に注意点も記載しています。場合によっては製品を痛めてしまう原因にもなりかねないため、併せてご確認ください。
酢で軽く拭き取る
酢の成分に含まれる酸は、革の臭いを和らげる作用を持っており、ヴィトンの革製品の臭いを取るのにも適しています。
酢の中でも、臭い取りに特に適しているのがホワイトビネガーです。米酢や穀物酢などの調理用の酢には、酸以外のうまみ成分も多く入っているのに対し、アルコールを発酵させて作られるホワイトビネガーの成分は、純粋な酢酸水溶液とよく似ているためです。
臭い取りの方法としては、まず酢と水を1:1の割合で混ぜた後、清潔なスプレーボトルへ液を移します。次に製品の表面へ吹きかけ、お手入れ用のクロス等で軽く拭き取ることで、消臭効果が発揮されます。
製品によっては、酢がシミや変色・ひび割れの原因となってしまうことがあるため、はじめに目立たない部分で試してみる等の注意が必要です。また、液を製品へ直接吹きかけることに抵抗のある方は、クロスに吹きかけてから拭き取る方法もおすすめです。
しばらくは酢の臭いが付着してしまいますが、時間が経てば革製品の臭いと共に自然と消えていくためご安心ください。
風通しが良い箇所で干す
ヴィトン製品の臭いは、風通しの良い場所で陰干しすることで解消される場合があります。
革製品が持つ特有の臭いは、陰干しを繰り返すことで自然と臭いが取れることが多く、カビや汗・タバコなどの付着した臭いも、軽度のものであれば陰干しで消臭されていきます。
注意点として、革製品は湿気や日光に弱いため、風通しが良く、直射日光の当たらない場所で必ず陰干しをするようにしてください。湿気はカビの原因、日光は素材を痛めてしまう原因となります。
レザー専用のクリーナーで臭いを落とす
レザー専用のクリーナーは、革製品のカビ等の汚れを除去したり、素材の細部に浸透し臭いを緩和させる効果を持つものが多くあります。
付着した臭いを落とすほか、日頃からレザークリーナーを用いたお手入れをすることで、臭いの防止にも繋げることができます。
なお、ヴィトン製品は種類によって使用される革も異なるため、それぞれの革の性質に合ったクリーナーを選ぶことが重要です。場合によっては素材を痛め製品の劣化の原因となる可能性もあるため、クリーナー選びは慎重に行なってください。
例えば、ヴィトン製品によく使われる「ヌメ革」は、水分や油分を吸収し変色しやすい素材のため、速乾性のあるクリーナーがおすすめです。
ヴィトンの臭いを防ぐメンテナンス方法3選
ヴィトン製品の臭いを防ぐためには、日頃からのメンテナンスが欠かせません。
ここでは、日常的に実践しやすいメンテナンス方法3選をご紹介していきます。
１．湿気を避けてカビが発生しない場所に置いておく
湿気に弱い革製品は、カビの発生を防ぐために通気性の良い場所へ置いておくことが大切です。
特に、フォーマルな場や冠婚葬祭など使用する場面が限られ、長期的に保管しておく場合は、保管場所や保管方法に注意が必要です。クローゼットの中でも特に風通しが良い場所に置いたり、通気性の良い素材の袋に入れたりすることで、多湿な環境を防ぐことができます。
日常的に使用する場合は、通気性に優れているほか、素材を痛める原因の直射日光も避けられるような置き場所を選ぶようにしましょう。
２．汗を拭き取り乾燥させて保管する
革製品は水分を吸収しやすいため、汗が付着した際は拭き取り、しっかりと乾燥させてから保管するようにしましょう。
特に、手に持つことの多いバッグの持ち手部分や財布などには、気付かぬうちに手汗が付いてしまいやすいです。使用後は専用のクロス等で必ず手入れすることで、付着した汗もしっかりと拭き取ることができ、臭いの予防に繋がります。
３．タバコや香水の臭いを移さない
タバコや香水の臭いが付着しやすい革製品は、これらの臭いを移さないための対策が必要です。
タバコを吸う際はヴィトン製品を持ち込まないようにするほか、部屋の中に煙を充満させないよう、換気を徹底することも大切です。
タバコは吸わないという方でも、喫煙ブースがあるような場所に出かける際は、ヴィトン製品は持って行かないように気を付けましょう。
また、香水もヴィトン製品の近くでは付けないようにしましょう。香水の香料はオイルでコーティングされており、香りが長時間持続してしまうほか、成分のアルコールは揮発性があるため、すぐに香りが広がってしまいます。
更に、香水は体温の高い部位に付けることで香りがより強くなります。外出の際にヴィトン製品を持ち歩く際は、体温の低い部位に付ける等、香りを抑えるように付け方を工夫するのもおすすめです。
ヴィトン製品の臭いの取り方についてまとめ
まとめ
- ヴィトン製品の臭いはカビや汗・タバコや香水が主な原因
- 付着した臭いは酢やレザークリーナー・陰干しなどで消臭可能
- 臭いを防ぐには適切な保管場所や保管方法が重要
今回は、ヴィトン製品の臭いの取り方や原因・対策などを徹底解説しました。
ヴィトン製品に臭いが付いてしまっても、素材に合わせて適切な処置をすることで取り除くことができます。
また、臭いの原因を知り、日常的なメンテナンスをすることで対策も可能なため、ご紹介した方法を是非実践してみてください。
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