ブランド品の中でも長年にわたり高い人気を誇るルイヴィトンの財布ですが、偽物が多く流通してしまっている実態もあります。
購入を検討している商品が偽物でないかと不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ルイヴィトンの財布の偽物の見分け方を徹底解説していきます。
初心者の方でも簡単に見破ることができるようなポイントも抑えてご紹介するため、是非参考にしてみてください。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
ルイヴィトンの財布の偽物と本物を見分けることはできるのか?
ルイヴィトンの財布は、一見偽物と本物の見分けが付かないと感じる方も多くいるかと思います。
しかし、本物は一つひとつが熟練の職人によって丁寧に作り込まれているのに対し、偽物は機械的に量産されることが多いため、本物に比べて粗い部分や雑な部分が出てきます。
そのため、ポイントをしっかりと抑えた上で細部まで確認することで、偽物を見分けることができるようになります。
ルイヴィトンの財布の偽物の見分け方は?10個のポイントを紹介!
ここからは、ルイヴィトンの財布の偽物の見分け方をご紹介していきます。
偽物を見分けられるように、10個のポイントをしっかりと抑えていきましょう。
ポイント1:製造番号(シリアルナンバー)
ルイヴィトンは、一部を除くほとんどの製品に製造番号(シリアルナンバー)が印字されています。
この製造番号が、偽物かどうかを見分けるポイントの一つとなります。
製造番号は6文字で構成されており、本物の製品は基本的に「2文字のアルファベット+4文字の数字」で印字されます。
2文字のアルファベットは「製造国を、4文字の数字は「製造年月」を表しており、製造番号がこの構成でない場合は偽物である可能性が高くなります。
また製造番号がこの通りであっても、印字されている文字がつぶれている・滲んでいる、フォントに統一感がない・文字の大きさにバラつきがあるなどの場合も、偽物の可能性が高まるため注意が必要です。
一方で、商品がオーダー品であった場合、「3文字のアルファベット+4文字の数字」で構成されていたり、1989年以前に製造された商品の場合は製造番号が統一されていなかったりと、本物でも製造番号が必ず上記の規則であるとは限りません。
あくまでも参考の一つとして確認するようにしてみてください。
ポイント2:モノグラムやプリントの柄
ルイヴィトンを象徴するモノグラムやその他のプリントの柄も、偽物を見分ける際のポイントの一つとなります。
モノグラムは、どの位置にどの柄がプリントされるかが明確に決まっています。
本物の場合、モノグラムの柄が上下左右ともに対称的にプリントされるため、少しでもズレがある場合は偽物を疑うようにしてみてください。
モノグラム以外でも、プリントされている柄にズレやはみ出しがあったり、色ムラや変色があったりする場合は、偽物である可能性が高まります。
ポイント3:財布の形
本物のルイヴィトンは、使用する素材を綿密に採寸し、それを丁寧に縫い合わせる等、一つひとつの細部までこだわり抜いて作られています。
一方の偽物は、そこまでの手間をかけずに作られているため、採寸や縫い合わせに雑さや粗さがあり、本物に比べて財布の形がいびつであることが多いです。
特に側面を見てみると、本物よりも財布が分厚くなっていることが多くあるため、必ずチェックするようにしてみてください。
ポイント4:ファスナー金具やボタンなどの部品
ルイヴィトンは、ファスナー金具やボタンなどの部品を、モデルごとに特注した専用のものを使っています。
そのため、メッキ処理やボタン等に印字される文字も一つひとつが丁寧に処理されており、高品質な部品のみが使われています。
偽物はこうした特注品を手に入れることができず、品質を高めるためのコストもかけられないため、市場に流通している一般的な部品が用いられていることが非常に多いです。
偽物は部品のコーティングが雑だったり、サイズ感がちぐはぐで部品同士の噛み合わせが悪かったりと、何かしらに粗があるケースが多いため、見分ける際には部品にも着目してみてください。
ポイント5:縫製(縫い目)
ルイヴィトンの偽物を見分ける際は、縫製(縫い目)も重要なポイントの一つとなります。
本物は熟練の職人による手作業で、一つひとつが丁寧に縫われています。
縫い目の間隔がぴったりと揃っており、糸の太さも均一で、細部にまでこだわり抜かれた縫製がされています。
また本物は、縫い目の角度が斜めになっていることも特徴的です。
偽物は基本的に機械的な処理しかされておらず、本物にあるような丁寧さが無いため、縫い目の間隔が統一されていなかったり、糸のほつれがあったりと、至る所に雑さが垣間見えます。
また、本物の特徴である縫い目の角度も偽物は直線的なため、見分ける際に役立つポイントとなります。
ポイント6:本革の匂い
ルイヴィトンの製品の多くに用いられているのが本革で、この匂いも偽物を見分けるポイントの一つとなります。
本物は本革独特の匂いがするのに対し、偽物は科学的で鼻につくような嫌な匂いがするものが多くあります。
あまりにもキツい匂いがする場合、偽物を疑うようにしてみてください。
ポイント7:接着剤
ルイヴィトンの製品には接着剤も使われることが多く、これも偽物を見分ける際のポイントとなります。
美しい見た目を誇るルイヴィトンにおいて、接着剤がはみ出す等、見た目を損なうような作りは言語道断です。
実際に職人による丁寧な処理が施されているため、本物の製品に接着剤のはみ出しが起こることはほぼありません。
一方、ここまでの手間をかけていない偽物は、接着剤のはみ出し等、粗さが目立つものも非常に多くあります。
こうした手抜き感が出てしまうのが偽物の特徴でもあるため、注意してみてください。
ポイント8:ロゴの字体や位置
ブランドを象徴するロゴの字体やプリント位置も、本物と偽物に違いがある場合が多いです。
ロゴの字体にもこだわりが感じられるのが本物で、特に見分けがつきやすいポイントとして、「LOUIS VUITTON」の「O」に特徴があります。
本物は「O」がより丸に近い真円形であるのに対し、偽物は数字の0に近い楕円形であることが多いです。
またロゴのプリントも、偽物は適当な位置にプリントされていたり、印字に傾きがあったりと、雑な部分が見える場合があります。
ポイント9:布袋やブランドショッパーなどの付属品
布袋やブランドショッパーなどの付属品も、偽物を見分けるためのポイントとなります。
特に付属品に印字されているロゴが、偽物はかすれていたり滲んでいたりと、プリント技術が劣っていることが多くあります。
本物は付属品であっても細部まで丁寧な作りですが、偽物は粗さや雑さがより顕著に出てくる部分でもあります。
また、本物のルイヴィトンに保証書や説明書は一切付いていないため、付属品としてこれらが付いてきた場合は、偽物を疑うようにしましょう。
ポイント10:コバの処理
コバの処理にも、本物と偽物では顕著な差が現れます。
コバ処理とは、革の端を加工することで革の劣化を防ぐ方法のことです。
本物は全てがなめらかで均一に処理されているのに対し、偽物は凸凹やはみ出しなどが目に見えて分かるケースが多くあります。
中にはコバの処理がされていない偽物もあり、側面のコバ部分が毛羽立っているような場合は、偽物である可能性が高まります。
ルイヴィトンの財布の偽物の見分け方が分からない人におすすめの購入方法は?
偽物と本物の見分け方があっても、熟練の鑑定士でないと、なかなか見分けることが難しい部分も多く存在します。
そんな中で、見分け方が分からない人でもおすすめの購入方法をご紹介していきます。
偽物を買わないようにするためにも、以下の点を参考にしてみてください。
ルイヴィトンの直営店で購入
ルイヴィトンの直営店を利用することは、確実に本物を購入することに繋がります。
ブランド直営の店舗のため、偽物が紛れ込むような心配は一切ありません。
ルイヴィトンならではの高品質な接客やサービスによる信頼感のもと、安心して商品を購入することができます。
信頼できる中古品専門店で購入
信頼できる中古品専門店の利用も、偽物の購入を未然に防ぐことに繋がります。
特に、鑑定実績の豊富な専属バイヤーが多数いるような専門店や、「日本流通自主管理協会(AACD)」と呼ばれる不正商品の流入を防ぐための団体に加入済みの専門店であれば、本物の中古品のみを購入できる確率がグッと高まります。
上記をどちらも満たしているギャラリーレアでの購入もおすすめです。
ギャラリーレアは、信頼のおける買取スタッフのもと、いくつもの厳格な基準をクリアした商品のみを取り扱っており、偽物を徹底的に排除するための体制が整えられています。
中古品専門店を利用する際は、こうした観点から信頼できる店舗であるかをしっかりと見極めるようにしましょう。
ルイヴィトンの財布の偽物を購入しないための注意点は?
近年では、「スーパーコピー品」と呼ばれる商品があるように、本物と見分けることが難しいクオリティの偽物も多く流通しています。
しかし、いくらクオリティが高くても、どこかでコストを抑えなければ偽物で儲けることはできません。
本物は一つひとつの細部にわたってこだわり抜かれているのに対し、偽物はどこかに必ず手が抜かれた部分が存在します。
特に表面からは見えづらい箇所にもしっかりと着目することで、本物には無い偽物の雑さや粗さを見つけることができます。
更に、一度本物の商品を見ておくことも、偽物かどうかを見分けるために役立ちます。
正規店に出向いて実際に商品を見ておくことで、より本物と偽物の違いが明確に判別できるようになるでしょう。
また、ネットで商品を購入する際は、必ず信頼できる販売店から購入するようにしましょう。
オークションやフリマなど、個人が販売するようなサイトでは、偽物が売られている可能性もグッと高まります。
こうしたサイトを避けることで、偽物を買うことも未然に防げます。
ルイヴィトンの財布の偽物の見分け方についてまとめ
まとめ
- ルイヴィトンの財布の偽物は、ポイントを抑えることで見分けることができる
- 細部までしっかりと確認することで、偽物の手抜き部分を見つけることができる
- 偽物の購入を防ぐには、直営店や信頼できる中古品専門店の利用がおすすめ
今回は、ルイヴィトンの財布の偽物の見分け方について解説していきました。
精巧に作られた偽物は、見分けるのが難しいと感じてしまうかもしれません。しかし財布の柄や金具・縫い目など、細部までくまなくチェックすることで、偽物特有の手が抜かれた部分を見つけることができます。
また、偽物を見分ける自信がないという方でも、直営店や信頼できる中古品専門店を利用することで、確実に本物を手に入れられます。
ご紹介したポイントをしっかりと抑えることで偽物の購入を未然に防ぎ、こだわりの詰まった高品質なルイヴィトンの財布を手に入れてくださいね。
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