ルイヴィトンの財布は洗練されたデザインと丈夫な作りが魅力です。
値段も高額なため一度購入したあとは、できるだけ長く使い続けたいと思いますよね。
丁寧に使用すれば15年以上使えるという声もありますが、お手入れのコツなどが気になる方も多いのではないでしょうか。
今回はルイヴィトンの財布の詳しいお手入れ方法や、ケアのやり方を解説していきます!
おすすめのケアアイテムなども紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ブランド買取販売店「ギャラリーレア」でLA部部長として勤務。業界屈指の激戦区である大阪エリアにおいて10年以上のブランド買取経験を持つ。
日本流通自主管理協会(AACD)の認定査定士として、ブランドに対する確かな知識とお客様に寄り添ったサービスを武器に第一線で活躍している。
目次
ヴィトンの財布はなぜ長持ちする?2つの理由を解説
ヴィトンの財布が長持ちすると言われている理由はいくつかありますが、今回は2つをピックアップしてお伝えしていきます。
ヴィトンの財布がなぜ長持ちするのかを知っておくことで、お手入れの際の参考にもなると思うのでしっかり確認しておきましょう。
理由1.耐久性が高い素材を使用しているから
ヴィトンの財布が長持ちする理由として、耐久性の高い素材を使用している点があげられます。
例としてヴィトンの財布の定番でもある「モノグラム」には、丈夫なことで知られるファブリック素材に合成樹脂のコーティングが施されているんです。
ヴィトンの財布には「トアル地」という特殊な素材が使われており、この「トアル地」が非常に高い耐久性をもっているのです。
トアル地は、世界三大綿と呼ばれるエジプト綿に「PVC」と呼ばれる合成樹脂を加工して作られています。
トアル地は革と違い傷に強く、汚れも付きにくいので頻繁なお手入れが必要ありません。
耐久性の高いトアル地の素材を使っている点が、ヴィトンの財布が長持ちする理由だといえるでしょう。
理由2.耐久性が高い製法で製造されているから
ヴィトンの財布が長持ちする理由の2つめは、耐久性が高い製法で製造されているからと言われています。
ヴィトンは高級ブランドの中でも珍しく、一つ一つの商品を自社製造で行っているんです。
高品質な素材と高度な技術を持った職人により、ヴィトンの財布の耐久性は確保されています。
細部まで手作業で製造されており、金具やジッパーも耐久性に優れた素材を使用しているんです。
ファスナー部分は「YKK」の商品が使われているため、壊れにくいというもの魅力の一つです。
上記のような理由から、ヴィトンの財布は長年使用しても形や品質の美しさをキープすることができるのでしょう。
ヴィトンの財布を長持ちさせるための保管方法をポイント別に解説
ヴィトンの財布を長持ちさせるためには、日々のお手入れやケアだけでなく保管方法も重要です。
「使っていたらベタついてきた」「金具部分が錆びてきた」という声もあり、不安になってしまう方もいるでしょう。
どのように保管すればヴィトンの財布の劣化を防げるのか、ポイント別に解説していきますね。
内側素材のべたつきを防ぐ方法
ヴィトンの財布の内側素材のべたつきは、定期的な拭き取りや財布専用保護スプレーで防ぐことができます。
定期的なクリーニングは汚れや油分の定着を防止できますし、財布本体の品質を維持するためにも重要なのです。
また、防水や防汚に優れた財布専用のスプレーを使用する方法も有効です。
内側にもスプレーを噴射しておくことで、日々のお手入れの手間を省くことができます。
しかし財布専用の防水スプレーにはいくつか種類があるため、取り扱い説明書をよく読んで財布の素材に適したものを選ぶことが重要です。
エナメル表面のべたつきを防ぐ方法
エナメル素材は湿気に弱いため、汚れを拭き取ったあとは陰干しで乾燥させることが重要です。
高温の場所に保管するのも素材を傷めてしまう原因になるのでやめましょう。
高温の場所に長時間放置しておくと、エナメル部分を傷めてしまい劣化してしまう可能性もあります。
また、ヴィトンの財布のエナメル素材に合ったクリームやスプレーの使用も有効です。
クリーナーで内側や外側を丁寧に拭き取ることで、手軽にべたつきを防ぐことができますよ。
ヴィトンの財布に限らずエナメル素材は傷が付きやすいため、取り扱いは慎重に行いましょう。
重いものを載せたり硬い場所に置いたりしないなど、日頃から気をつけて使用することが大切です。
金属部分の錆を防ぐ方法
金属部分の錆は専用のコーティング剤や定期的な拭き取りで防ぐことができますが、一度錆びてしまうと完全に戻すことはできません。
特にヴィトンの財布の金具部分の錆を長年放置してしまうと、破損や折れなどの原因にもなるので注意が必要です。
破損した場合は修理などでお直しができますが、ファスナー部分が正規品とは異なる部品になってしまうこともあるようです。
だた、緑の錆は「緑青(ろくしょう)」といわれており、金具部分の表面にしか発生しません。
もしもファスナー部分などに付着していたときは、綿棒などを使って丁寧に拭きとりましょう。
革素材の変色と焼けを防ぐ方法
革素材で作られたヴィトンの財布は定番で人気の商品ですが、変色や日焼けしやすいというデメリットがあります。
ヴィトンの財布の焼けを防ぐにはまず、直射日光を避けて保管することが重要なので車内などに放置するのは絶対にやめましょう。
日に当てすぎると素材の変色を招いてしまう原因にもなるため、注意が必要です。
革素材には保湿とクリーニングも大切ですから、専用のクリームやワックスを使用して、革を柔らかく保ち乾燥などを避けることも大切です。
汚れがついたらすぐに拭き取るようにするなど、日々のちょっとしたケアも忘れないようにしてくださいね。
型崩れを防ぐ方法
ヴィトンの財布の美しい形をキープするには、中身を入れすぎないようにすることが大切です。
財布の中身が過剰に詰まっていると型崩れの大きな原因となってしまいます。
特にカード類などは跡がつきやすく、ファスナーが上手く閉まらなくなってしまい変形してしまう可能性もあるんですよね。
カード類や紙幣・小銭などは最小限にし財布が過度に重くなりすぎないように心がけることも大切です。
中身を頻繁に整理したり、財布専用の小物を利用するのも型崩れを防ぐ重要なポイントでもあります。
ヴィトンの財布を長持ちさせるためのお手入れ方法
ヴィトンの財布の品質を維持させるには、日々のお手入れは必要不可欠です。
革の状態を綺麗に保ちたいのであれば、最低でも月1程度でしっかりと財布のケアをするのがいいと言われているんです。
ここからは、乾拭きやクリームでのお手入れ方法や、シミや汚れの落とし方とファスナーのメンテナンス方法をお伝えしていきます。
自宅にあるものでケアできる方法も紹介していますので、ぜひ実践してみてくださいね。
乾拭きでのお手入れの仕方
ヴィトンの財布のお手入れ方法として最も気軽なものは、乾拭きでケアするというものです。
タオルなどでもお手入れできますが、専用クロスを使用するとワンランク上のケアができるのでおすすめですよ。
まずは財布の中身を全て取り出して全体をフラットにしてからはじめましょう。
汚れている箇所を確認したらまずは綿棒を使って、コインケースの底やカードポケットを拭いていきます。
綿棒は1つのカードポケットに対して1本ずつ交換するとしっかり汚れを落とせます。
次はコインケース全体や札入れを乾いたタオルで優しく拭き取り、その後財布の表面も撫でるようにケアしていきましょう。
万が一目立つ汚れがあっても強く擦ったりせず、優しく撫でるように拭き取ってくださいね!
水やクリームやワックスの使用について
ヴィトンの財布の革には、水を使用してしまうと生地が傷んでしまうので水拭きはおすすめしません。
目立った汚れが気になる場合は、慌てて水拭きなどはせずに保革クリームなどを使用して落としましょう。
革は使用期間が長いほど光沢感が失われてしまいますが、クリームを使うことでツヤを維持できますしメンテナンスにもなります。
ただ、素材によって使用できるクリームなどは異なるため、事前に取り扱い説明書を確認してくださいね。
内側の汚れやシミの落とし方
ヴィトンの財布の汚れやシミは、小さなものであればブラッシングや中性洗剤を用いて落とすことができます。
少量の洗剤を水に垂らして、柔らかい布に染み込ませてから叩くように拭きましょう。
このときに強くこすらないように気をつけて、トントンと押す感じで拭き取ると汚れが落ちやすくなります。
拭き終わったあとは乾いた布で水気を取り、日陰で乾かせばケアは完了です。
広範囲の汚れは自分で落とすと生地を傷めてしまう原因になりますので、プロのクリーニングにおまかせするのもおすすめです。
ヌメ革のシミの落とし方
ヴィトンの財布の「モノグラム」や「ノマド」に使用されているヌメ革は、丈夫で上質であるものの湿気に弱いデリケートな素材でもあります。
ヌメ革に一度シミができてしまうと完全に元の状態に戻すことは難しいため、日々のケアがとても重要なんです。
シミの予防方法としては、防水スプレーの使用と頻繁に乾拭きして保護クリームなどを塗ることが挙げられます。
特に防水スプレーはシミだけでなく汚れ防止としても有効で、雨や水滴などから守ってくれる効果もあるのでとても大切です。
大切なヴィトンの財布にシミが残らないためにも、ヌメ革もデイリーケアは慎重に行うように心がけてくださいね。
ファスナーの動きをスムーズにする方法
ヴィトンの財布のファスナーは、日々メンテナンスをしていても長年の使用で動きが鈍くなってしまうようです。
ファスナーの動きが悪いなと感じたときは、少量の蝋を塗布したりファスナークリーナーを使用することで元に戻すことができるかもしれません。
上記のものを使用する際は必ず中身を全て出して、中に薄いタオルなどを入れるようにしましょう。
「ファスナーが開かなくなった」「かみ合わせが悪くなってしまった」という場合は、公式のリペアサービスを利用することをおすすめします。
強く引っ張ったりすると破損の原因になりかねませんので、注意して取り扱ってくださいね。
ヴィトンの財布は修理して長持ちさせられる?
ヴィトンの財布は公式のリペアサービスを利用すると、より長持ちして使用することが可能です。
耐久性の高いトアル地を使用しているとはいえ、長年の使用による破損や傷などは避けられませんよね。
ヴィトンは直営店や並行輸入で購入した商品であれば、修理の依頼をすることができます。
縫い直しやバニッシュの塗り直しを定期的に行うことで、その品質を維持することも可能なのです。
では、公式サービスのリペアサービスはどこまで行っていただけるのか、注意点などを交えて解説していきます。
ヴィトンの財布の修理(リペア)はできるのか?
メンテナンスには基本的に費用がかかりますが、初期不良であれば無償で修理していただける場合もあるようですね。
ルイヴィトン公式サイトの料金表には、ボタン交換〜10,340円・ファスナーや金具交換〜30,800円・縫直し20,900円・バニッシュ塗り直し20,900円と記載されていました。
修理する部分や範囲に応じて料金が変わるようなので、まずは見積もりをしてから修理依頼をするといいでしょう。
見積もりや修理は最寄りの直営店に直接持ち込むか、配送にて依頼することが可能です。
ただ、修理を受け付けている店舗は限られていますので、事前に最寄り店舗の詳細を確認しておくと安心です。
ヴィトンの財布の修理の期間と注意点
ヴィトンのリペアサービスには修理期間があり、通常3週間から1ヶ月以上かかります。
修理の内容や依頼数に応じて日数が異なるため、お急ぎの場合は早めに修理依頼をすると良いでしょう。
また、1度の修理につき2点までとなっており、それ以上の修理依頼はできないようになっています。
まずは修理できる破損や傷なのか、公式の店舗で財布の状態を確認しましょう。
修理内容によっては高額になってしまう可能性もありますので、破損を防ぐためにも定期的なメンテナンスが大切です。
前述した乾拭きやクリームなどで日々のケアをして、長く愛用できるといいですね。
ヴィトンの財布のリペアの依頼はどこでできる?
ヴィトンの財布のリペア依頼は、直営店や修理依頼サービスなどでできます。
直営店や並行輸入で購入した財布であれば、最寄りの店舗に持ち込むか配送することで修理依頼が可能です。
修理の前にリペアサービスの対象か確認する必要があるため、必ず見積もりをするようにしましょう。
もしも公式リペアサービスが利用できない場合は、別途の修理依頼サービスを利用することをおすすめします。
公式リペアサービスと修理日数や料金は異なりますが、プロが手作業でリペアしてくれるので安心して任せることができます。
公式以外でリペアを行うのが不安という方は、日々のお手入れや適切なケアを行うことが長持ちのコツでもあります。
上記で紹介したお手入れ方法を参考にして、ヴィトンの財布をできるだけ長持ちさせましょう。
ヴィトンの財布を長持ちさせる方法についてまとめ
まとめ
- ヴィトンの財布を長持ちさせるには適切なケアと定期的なメンテナンスが重要
- ヴィトンの財布は水や湿度に弱いので、濡れないように注意して取り扱うこと
- 直営店や並行輸入で購入した場合は、公式リペアサービスが受けられる
今回は、ヴィトンの財布を長持ちさせる方法についてご紹介しました。
ヴィトンの財布は定期的にメンテナンスを行い、適切なケアを行うことが長く使い続けられるコツになっています。
水や湿度などを避けて大切に使用すれば、15年以上品質をキープできることもあるようです。
財布に使用されているトアル地は耐久性に優れており、傷がつきにくいというのも魅力でしょう。
ヴィトンの直営店や並行輸入で購入した財布は、公式リペアサービスが利用できます。
少しでも長持ちさせるためにも、日々のケアと公式リペアサービスを併用してみてはいかがでしょうか。
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